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やる事がない ページ6

あーーーー…暇だ。実に暇だ。

ハルヤの家で本を読み始めてどれくらい経っただろうか。

本を読んでいる間は誰とも話さないためにもう話し方も忘れてしまった。

話すと言っても挨拶くらいだろう。

しばらくこちらで生活していたためかすっかり舞義の方に戻ってしまったな…

一人称は“私”だが…

そのかわり沢山のことを学んだ。

少し飽きた。そういえばあやつらはどうしているだろうか。

ソファから降りて舞の格好で外に出た。


「ふぁぁ…すっかり寒くなったな…家に帰って服でも変えてくるか。」

と、外に出て家に帰っていると、会いたくない奴らと出くわしてしまった。

ト「……舞…」

「…………」

私は何も話さず通り過ぎ…たかった。

だれか…まぁアヤメだろうが、誰かに腕を摘まれて前に進めなかった。

アヤ「ねぇ、どうして?どうして何も話さずに行くの?挨拶くらいしようよ!」

「…貴様らに挨拶をしているほど暇ではない。あと離せ。」

顔を背向けて言った。

ナ「舞…口調が…」

「ふん。気が付いたか。しばらく奴らの家で生活していたもんでな。ずっと本を読んでいてだれとも話さなかったから話し方を忘れたのだ。もういいか?さっきも言ったように暇ではない。」

アキ「なぁ舞…いつになったら戻ってきてくれるんだ?俺ら、舞が戻ってくるの楽しみにしてるんだぞ?」

「楽しみにしている…?嘆かわしい。私になんか構うな。こちらとしても面倒だ…」

ト「…………」

「先ほどの質問に応答しよう。もう戻る気は無い。これが先ほどの質問の答えだ。もう言わないぞ。」

ト「もういいよ。じゃあね。」

「…………」

トウマは声だけでも聞くと苛立つ。

どうしたのか、私は。前はもっと会いたいと思っていたのに、今はこれほど憎い。

体内の空亡の影響なのか…?

その可能性もあるがそうとは断定できない…

私は自問自答しながら家に帰った。

いつの間にか時間が経っていた。→←コイツすげぇ。



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名無しのダレカ - aruya100さん» イェーイ。( ・∇・) (2020年4月28日 6時) (レス) id: d12ec1160d (このIDを非表示/違反報告)
aruya100(プロフ) - 名無しのダレカさん» ココロキレイキレイε=ε=ε=( /・・)/イエーイ(よかったですねw純粋になれるのはいいことですw) (2020年4月24日 22時) (レス) id: b60ccdc28b (このIDを非表示/違反報告)
名無しのダレカ - aruya100さん» いつどこで見ても(家でしか見ないけど)泣くんだよなぁ、慣れないんだよなぁ。でも純粋な気持ちに戻れるんだよなぁ… (2020年4月24日 17時) (レス) id: 6bf8819783 (このIDを非表示/違反報告)
aruya100(プロフ) - 名無しのダレカさん» なんと……!!!純粋なお気持ちにお戻りになられましたか…?!よかったです(゚∀゚) (2020年4月19日 1時) (レス) id: b60ccdc28b (このIDを非表示/違反報告)
名無しのダレカ - aruya100さん» 追伸:この作品のその後。を見て泣いたときだけ、純粋な自分に戻れるので… (2020年4月18日 18時) (レス) id: 6bf8819783 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:aruya100 x他1人 | 作成日時:2019年4月5日 0時

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