時間。最後にできること。 ページ21
「そうだなぁ。今日1日は持つんじゃないか?」
ナ「そんなっ…じゃ、じゃあ…」
アヤ「今日1日は過ぎたら…」
「…あぁ。死んじまうだろうね。」
そんな目で見ないでよ…決めたんでしょ?
この世界を救うって。
「…………」
私は両手の手のひらを見て今度はひっくり返して手の甲を見た。
「いつまで持つかな…?」ボソッ
ト「…舞……」
いまにも泣きそうな声で名前を呼んで私の隣に立った。
「っ…そんな声で呼ばないでっ…離れたくなくなるじゃん…」
ト「舞は…僕たちのこと…どう…思ってたの…?」
「…すごい温かい人たちだよ。こんな自分勝手な私を受け入れてくれて。本当に感謝してる…」
ト「離れたくなくなるっていうのは…僕たちから遠ざかりたかったの…?」
「…違う。気持ちよく死ねなくなるじゃんってこと。最後くらい笑って終わりたいじゃん?」
いつのまにか周りにみんながいた。
ナ「ねぇ…舞は…死ぬことが怖くないの…?」
「…あのね。私は死ぬことなんて怖くないよ。」
アヤ「舞ちゃん…強いんだね。」
だぁ〜から違うって。
「違う。怖い。怖いよ。死ぬことを考えることは。死ぬのが怖いんじゃない。
死ぬことを考える事っ、みんなとっ…会えなくなる、のをっ…考えるのがっ、怖いんだっ…うぅ…」
我慢できなくなって一筋の涙線ができる。
アキ「舞…」
「……なさい…」
ケ「え?舞今なんて…?」
「ごめんなさいっ!私が…私のせいでっ!私がみんなのっ意見を聞かずにっ!独断で空亡の味方なんてしたからっ…こんな事に…なっちゃったんだ…
私が…空亡の活性化を手伝ってしまったからっ…」
そう言った後数秒後に誰かに抱きしめられた。
予想通り、トウマだった。私の背中に回しているては心なしか、微かに震えているような気がした。
「トウマ。」
ト「っ、なにっ?」
「泣かないでよ。あっちに行きにくくなる。」
ト「…死なないでって言うワガママは聞いてくれる?」
私はゆっくり顔を横に振った。
トウマは思った通り、凄く落ち込んだが、少ししたらは何か決めたように、「よし」と言った。
ト「舞の願いは何?」
「私の願い?私以外みんな死なないこと。」
ト「……他には?」
トウマsaid
僕は聞きたい答えがある。それを、
ちゃんと舞が言ってくれ僕は安心して頬を緩ませた。
______よ……義経と…仲直りしたい。
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名無しのダレカ - aruya100さん» イェーイ。( ・∇・) (2020年4月28日 6時) (レス) id: d12ec1160d (このIDを非表示/違反報告)
aruya100(プロフ) - 名無しのダレカさん» ココロキレイキレイε=ε=ε=( /・・)/イエーイ(よかったですねw純粋になれるのはいいことですw) (2020年4月24日 22時) (レス) id: b60ccdc28b (このIDを非表示/違反報告)
名無しのダレカ - aruya100さん» いつどこで見ても(家でしか見ないけど)泣くんだよなぁ、慣れないんだよなぁ。でも純粋な気持ちに戻れるんだよなぁ… (2020年4月24日 17時) (レス) id: 6bf8819783 (このIDを非表示/違反報告)
aruya100(プロフ) - 名無しのダレカさん» なんと……!!!純粋なお気持ちにお戻りになられましたか…?!よかったです(゚∀゚) (2020年4月19日 1時) (レス) id: b60ccdc28b (このIDを非表示/違反報告)
名無しのダレカ - aruya100さん» 追伸:この作品のその後。を見て泣いたときだけ、純粋な自分に戻れるので… (2020年4月18日 18時) (レス) id: 6bf8819783 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:aruya100 x他1人 | 作成日時:2019年4月5日 0時