鶯丸・茶の相手 ページ29
「主。茶でも飲むか?」
縁側に座る主を見かけて、俺は思わず話しかけていた。
でもちょうどいい。
茶を飲む相手を探していたところだった。
「そうね。頂こうかしら。」
主はいつも落ち着いた佇まいで、茶の相手にはぴったりだ。
小鳥のさえずり、小川のせせらぎ。
そして、隣にいるのは主。
なんといういい眺めだろう。
こんな平和な時間が、いつまでも続いてくれればいい。
俺はそう思いながら、茶を飲もうとした。
「あら、鶯丸。茶柱が立っているわ。」
ふと湯のみを覗くと、茶柱がぴんと立っていた。
「今日はとてもいい日だな。A。」
爽やかに吹いた風が、俺の言葉を打ち消した。
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伊兎羽(プロフ) - 小夜左文字ちゃん大好き野郎さん» はい!続編の方で書かせていただきます! (2017年12月8日 21時) (レス) id: ee1870178b (このIDを非表示/違反報告)
小夜左文字ちゃん大好き野郎 - 小夜左文字ちゃんがかわいすぎます! 今度小夜左文字ちゃんだけのを 書いて下さい!恋愛系で! (2017年12月5日 0時) (レス) id: 35aa5b0053 (このIDを非表示/違反報告)
伊兎羽(プロフ) - 燈華冬花さん» 了解です!次の続編で書かせていただきます! (2017年5月1日 18時) (レス) id: ee1870178b (このIDを非表示/違反報告)
燈華冬花 - すみません、大典太光世とソハヤノツルギをおねがいします。本当に図々しくてすみません。 (2017年5月1日 4時) (レス) id: 83cfd25309 (このIDを非表示/違反報告)
伊兎羽(プロフ) - グヘェヘヘヘさん» あ、あと、続編の方で書くので、そこもよろしくお願いします〜 (2017年2月1日 17時) (レス) id: ee1870178b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:伊兎羽 | 作成日時:2016年12月21日 1時