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るぅと「ど、どうして…だって、あの時僕に…」
『殺されたわ。貴方にね。』
そう、僕は5年前、この手で自分の母親を自ら殺したのだ。
なのに、その殺された母が何故彼女の体を乗っ取っているのだろう。
『この子ってば私を追い出そうとしてるのよ。小娘ごときに追い出される私じゃないのに』
るぅと「っ!」
そうだ、お母様の体は彼女のものだ。
すぐにでも追い出してやりたいのだけど…どうやって?
ころん「るぅとくん!Aちゃんいた?」
莉犬「俺めちゃくちゃ探したけどいなかったよー!」
と、そこに莉犬ところちゃんがやってくる。
莉犬「あ!Aいた!どうしたの?そんなドレス着て」
ころん「似合ってるけど今日は何も無いはずでしょ?」
るぅと「2人とも…」
お母様に近づこうとする2人を止める。
2人は頭の上にハテナを浮かべているがすぐに分かるだろう。彼女が神崎 Aではないこと
『あら、ローズとレイの愚息じゃない。随分と大きくなったわねえ』
莉犬「…その喋り方…」
ころん「…るぅとくん?もしかしたら…」
るぅと「ええ…この女は僕のお母様です」
お母様の独特な喋り方に2人はすぐ気がついたようだ。
ころん「はっ、父さんに捨てられた女が今更この屋敷になんの御用で?」
『ふふっ…捨てられた。貴方が言える立場かしら?』
と、その瞬間、
ころちゃんが胸あたりを抑え、しゃがみ込んだ
母さんの目を見ると、目が真っ赤に染まっている
『私に逆らうと痛い目見るわよ』
母さんの目は敵を見る狩人の目だった。
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もも。@です! - え分かります (2021年12月27日 16時) (レス) @page45 id: 5327744293 (このIDを非表示/違反報告)
千景 - みくりさん» それな(タメですいません) (2021年10月8日 17時) (レス) id: 6a7f4ce163 (このIDを非表示/違反報告)
みくり - あぁ やべぇ この作品、やべぇまじでやべぇ だいすきでぇすぅぅぅ (2021年9月19日 11時) (レス) id: 6f32075364 (このIDを非表示/違反報告)
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