狐と狸とトイレ ページ8
狐side
明日の試合の相手が決まった。
強豪とは言われないけど、レシーブがうまいことに定評がある。
『まあそんなもんだよね〜』
「ダレてんじゃねえよアホ狐。
なぁにが“トイレ行きたいからついてきて！”だ。女子かテメエは。」
『だって試合前日に変に絡まれちゃったら困るじゃーん？俺チームの司令塔だよ？セッターだよ？』
「普段絡まれるようなことしてる方が困らせてんだよ。少し目離したら他校に余計なちょっかいかけやがって。」
『今俺が怪我しちゃったら、困るのは陽ちゃんの方だもんねー』
「自惚れんなクソ狐。」
ていうか実際一番困るの及川クンだわ。
俺と...多分監督も、今回彼を試合に出すつもりはないんだけど、２年がどんな反応するか気になってついやっちゃったんだよね。
1年生にしてベンチ入り、後ろから迫るセンスの塊、努力と活力の権化。
俺と同じで天賦の才能はなくても、センスはあるし、いい目もしてるし、２年はいろいろそこら辺思うところもあるだろうからいい刺激になると思ったけど。
......ここで俺が怪我して出れませーんなんてことになったら三年以外全員パニック目掛けて一直線...だよね。
うわ、怪我できない。
いや、しようと思ってた訳じゃないけどね？！
「ぶつぶつうるせえ...
便所くらい黙って済ませろよテメエは。」
『えーいや、ただ手洗いたかっただけだから』
「そのぐらい一人で行けよ！」
『だーかーらー』
「あの」
「狸森さんですか、北川第一の。」
その少年は
身を包むジャージには紫を
短い髪と意志の強そうな瞳にはどちらも黒を、
携えると言うより従えて俺に声をかけた。
その意志を司る体は中学1年生にしては大きく、中学３年...自分たちと同い年だと言われて、やっと納得がいくサイズをしていた。
『狸森はこっちだよ、俺じゃない。』
警戒と疑心と苦手意識をこめて少し冷たく接する。
我ながら嫌な先輩だね、俺は。
陽ちゃんと俺のことを知らないってことは、１年生かな？
俺の行動も態度も、部活の成績も目立つことには自覚がある。
...俺が、他にも無駄にいろいろひっつけてることもわかってる。
そういうのを知ってるのか知らないのかわからないけど、試合前日の
なんかこの子は、気に入らなかった。
「狸森陽太さん、貴方は白鳥沢に来るべきです。」
前言撤回
俺この子ちょー嫌い！！！
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八重紅(プロフ) - 鈴の木さん» ただいまぁぁぁぁぁぁぁあぁあああああぁぁぁぁぁぁぉぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああ！！！ありがとうございますううううううううう！！！ (2019年1月30日 23時) (
レス) id: dc0d2983b0 (このIDを非表示/違反報告)
鈴の木(プロフ) - おかえりなさあぁあああああああぁああああああああああああああああああああぁぁぁい！ (2019年1月30日 21時) (レス) id: 2704f327a3 (このIDを非表示/違反報告)
八重紅(プロフ) - 雷雅さん» 長い、長い間お待たせしました！！！まだまだどうなるかわからないんですが、これからも頑張ります！ (2019年1月30日 20時) (レス) id: dc0d2983b0 (このIDを非表示/違反報告)
雷雅 - 更新頑張ってください！ (2018年3月29日 13時) (レス) id: e8ca574508 (このIDを非表示/違反報告)
八重紅(プロフ) - ありがとうございます！...いや、もうほぼほぼ私個人の解釈です（笑） (2017年12月29日 9時) (レス) id: 6de9376627 (このIDを非表示/違反報告)
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