狐と狸と大会 ページ7
side狐
『さーてさてさてやってきちゃったね大会本番！！サ●ンパスの匂いすごい！』
「あんまはしゃぐな、ガキかお前はうるせえ。」
えー、いいじゃん別に。
ガキンチョじゃなくてもはしゃいじゃう。
現に及川クンと岩泉クンすごいし。
「岩ちゃん！！！あれ！！あれ！！」
「やべぇ...すげぇな...」
及川クンすっごい跳ねてる。
ね、と同意を求めるように陽ちゃんをみたけど、あいつらはいいんだよ、って感じの目をされてしまった。
差別だ！！
まあ、これが明日だったら下手に跳ねんな体力を減らすなって、監督とかだっちんに怒られるんだろうけど。
前回の大会でいいとこまでいったおかげで、試合自体は明日からだから特にお小言もなく笑って見てられる。
足ひねったりしたらさすがに怒るけどね。
「...白鳥沢も、今回シードなんだな。」
体育館で配られたトーナメント表を眺めて、陽ちゃんがボソッと言う。
王者、白鳥沢。
うちもシードだから、もしうちと試合ってなるとお互いに準決まで行かなきゃならない。
まあそれ以上に、
『陽ちゃんは鷲匠センセにロックオンされてるもんね〜、このままちゃーんと身長が伸びれば、だけど。』
パワーと高さ。
俺にはないそれを愛してやまない白鷲に、いずれ俺の幼馴染はついていくのだろうか。
ついて行った先で、限りない名誉と、栄光とを掴むのだろうか。
その時、俺は________
「おい、A。」
『ん？なに？』
「テメェぼーっとしてんじゃねえぞ！
俺たちの相手が決まるんだからな。その細っこい目ちゃんと開けて見とけアホ狐！！」
...かっちーん
『細くないよっ！切れ長って言って！！』
「俺よりかは細いだろーが。」
『っっいーじゃん！陽ちゃんのガッサガサのたわし頭よりマシだよ！』
「それとこれとは今関係ねーべや！！」
『関係あるね！大有りだね！！』
「どーでもいいカラ、あんまり騒がないでクレル？他校に迷惑かかるし、それに、」
俺たちの間に割り込むように入ってきただっちんと、その少し後ろに座る監督に目をやる。
あ、ヤベ。
「監督、めちゃくちゃ怒ってるカラネ。」
この後めちゃくちゃ大人しくした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 99人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
八重紅(プロフ) - 鈴の木さん» ただいまぁぁぁぁぁぁぁあぁあああああぁぁぁぁぁぁぉぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああ！！！ありがとうございますううううううううう！！！ (2019年1月30日 23時) (
レス) id: dc0d2983b0 (このIDを非表示/違反報告)
鈴の木(プロフ) - おかえりなさあぁあああああああぁああああああああああああああああああああぁぁぁい！ (2019年1月30日 21時) (レス) id: 2704f327a3 (このIDを非表示/違反報告)
八重紅(プロフ) - 雷雅さん» 長い、長い間お待たせしました！！！まだまだどうなるかわからないんですが、これからも頑張ります！ (2019年1月30日 20時) (レス) id: dc0d2983b0 (このIDを非表示/違反報告)
雷雅 - 更新頑張ってください！ (2018年3月29日 13時) (レス) id: e8ca574508 (このIDを非表示/違反報告)
八重紅(プロフ) - ありがとうございます！...いや、もうほぼほぼ私個人の解釈です（笑） (2017年12月29日 9時) (レス) id: 6de9376627 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
