拝啓 神崎(名前)へ ページ48
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Aと出会ったのは幼稚園の時かな。
あの時は、まだ幼いから好きって気持ちが愛だとは違ったのかもしれないね。
でも、歳をとるにつれてAの大切さや、好きって気持ちが大きくなって、いつの間にか、俺は恋してた。
公園で岩ちゃんに告白されてた時は、俺泣いちゃったんだよ。
ふたりが両思いだって知ってて、フラれても好きって伝えたかったんだ。
でも、あの事件があって、ズルいやり方だったけど俺らは恋人になった。
Aは心から俺を好きになるまで時間がかかったと思う。
でも、俺はそれでも幸せだった。
今だから言えるけど、寝顔とか可愛かったし、抱き心地も最高で、誰にも譲れない存在だった。
密かに、二人の子供とか考えたり、名前はお互いの文字から一文字とったりとか、浮かれ過ぎて、今思うと、本当に自分は馬鹿だったなーって、思うよ。
だって、今でも好きなのに嘘ついてAから逃げたんだ。
だから、今なら言えるよ。
正直な気持ち。
Aが好きだよ。
愛したいし、岩ちゃんから奪いたい。
そんで、言わせほしい。
俺とこれからも、一生一緒にいてほしい。
結婚してください。
って、言えたらいいなーって思った 笑
だから、もし。
もしも、願いが叶うなら…
俺がそっちに行ったら、俺と結婚してほしい。
返事は俺がいったら、教えてください。
それまで俺は、現世で楽しくやってます。
Aを心配させないように、出来るだけ早く彼女作って結婚するよ。
でも、忘れないでね。
俺は、Aを忘れないから。
だから、Aも俺のこと忘れないでね。
君に安らかな眠りを…
岩ちゃんより最高の彼氏だった男 及川徹より
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作者名：アルテミス | 作成日時：2018年6月17日 19時
