【HQ】俺の気持ちを受け取ってください【岩泉編ファイナル】 (ページ17)

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２４０個目の気持ちページ17

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「..............」

何を言われるかわからなかった。
及川は目をまん丸くして俺を凝視する。
けど、すぐに目を細めて、しまいにはクスクスと笑いはじめたのだ。

「....何がおかしいんだよ！！」
「ごめん、ごめん！なんだか、笑いたくなって！」
「なんでだよ！普通に言っただろ！！」

そう言うと、及川は一呼吸して、爽やかな顔してこう言った。

「今さらそん事を真剣に言われたって知ってるよ！
　誰よりも、岩ちゃんがAの事好きな事。
　それを、真剣に言われたら、俺は笑うしかないじゃん！」

「ぁあ！？殴るぞ！！」

「ごめん、ごめん！オーケー....
　岩ちゃんのその気持ち..... 確かに受け取りました！」

そう言って、及川は真剣目をしてこう言ったのだ。

「岩ちゃんが幼馴染みで本当によかった...」
「及川....」

お前、なんで急にそんな事を言うんだ？
なんだかその言葉に違和感を覚えた。
けど、俺だってそう思ってたわ！

「岩ちゃん。俺達はこれからも超絶信頼関係だからね！
　だから、俺はいつでも岩ちゃんを信じられる」
「ふん！あたりまえだ！！」

そっと、及川に拳を差し出す。
すると、及川も拳を差し出して、ごつん！っと一発合わせた。

「じゃあ俺、用事があるから、また明日な！」
「うん！じゃあね～」
「おう！」

俺達はその場を後にした。

俺は自宅に。

及川は校舎の何処かに向かった。

その後の事は俺にはわからない。
及川が後ろを振り返った時、何を思って、前に進んで行ったのか。

その事を知るのはきっと.....

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「待たせてごめんね、A」

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及川だけだろう。