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237個目の気持ち ページ14

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『ああ〜 やっぱし、一は優しくて、頼りがいがある人だ。
 きっと、栞の事を思ってした事なんだって思ったの』

「Aそれは違う。違うよ!
 だって私は、はじめを誘惑したんだよ!
 Aにも危害が加わるから、だから私と付き合って、って!」

『.....だから、寂しかったの。
 どうして、私にも相談してくれなかったんだろうって。
 親友なのに.....
 でもさぁ、私も同じ立場だったらそうするかもしれないって思ったら..... 怒れなじゃん!』

「A.....」

『だから、栞が一と付き合う事になったって言われた時、何も言わなかったでしょ?
 それに、私達も部活とかでなんだかすれ違ってたしね。
 だから、あの時からは私はずっと、2人のこと応援してたよ!』


本当は辛く、苦しい時もあった。
だけど、私のそばにはいつも徹がいた。
すごく、幸せだった。
2人が幸せなら、私もそれでいいし、何より平和が一番。


でも、今は違うだよ。
栞が、ちゃんと言ってくれたよう、私も栞に言わないと。


『だからね栞、謝らないでほしい。
 むしろ私が謝りたい。
 今は、徹と別れた。
 だけど、今になってまた、一を好きになった気持ちはもう押さえきれない。
 2人が別れたのも知ってるし、栞が私の為に身を引いたのわかってる。
 だから、さっきまで、あんな事言ってたけど......
 今度は私に、一を返してくれませんか....?』

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作者名:アルテミス | 作成日時:2018年6月17日 19時

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