２２５個目の気持ち ページ2
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一が私の服に手を忍ばして.....
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それから、下着を...！！
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「....A？」
『あ！...ご....ごめん！！ その、私の言葉にこんな事させて！！』
一が目を覚まし、一瞬、目が合うと、よりあの時の生々しい記憶がよみがえった。
一の顔を見るのが恥ずかしく、急いでそばにあったクッションで顔を隠した。
『...ううう！み..見ないで...恥ずかしい...！』
私の行動に対して面白かったのか、はは！っと笑われてた。
『笑わないでよ！』
「ああ、わりー。とりあえず、その顔を隠してるクッションをどけてくれ」
『やだ！』
「.....お前の綺麗な顔をちゃんと見たいんだ」
そう言われた私は、その口説き文句にドキッとしてしまった。
が、その恥ずかしがる顔も見せたくなく、クッションを顔からどかさなかった。
けど、スッと私の手を触り、ゆっくりと一に引き剥がされた。
優しく微笑む一の顔。
そして瞳には、私の恥ずかしいそうな姿が目に映ったのが見えた。
「....A」
名前を呼ばれて私をそっと自分の方に引き寄せると、触れるだけの優しいキスをしてくれた。
そのキスは、私の恥ずかし心をそっと上書きするように幸せな気持ちへと変わった。
そこから、徐々にお互いが受け入れて、本日３回目の愛し合う行為をしたのだ。
その時も一は優しくて、私の灰色だった心は白く、美しい清らかな心へと変わった。
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行為も終わり、お互い見つめながら、抱きしめ合い休憩していた時だった。
幸せな空間を割くように、こんな事を一に言われた。
「....お前に二つ言いたい事がある」
『なに？』
「一つ目は、俺と栞は別れた事だ」
その言葉に驚く。
『え？どうして...？ まさか、私の為とか思って...』
「違う。栞から別れを切り出したんだ。
もう、俺の事が必要じゃないって言いわれてな」
『え...？』
「今度は、俺の大切な人のそばにいてほしいって言われたんだ」
「そ....そうなんだ....」
栞、どうしてそんな嘘を....
「お前の事だから、きっと後で後悔して落ち込むだろ？
でも、気にするな。
お前の言葉で俺はお前を抱いた訳じゃない。
俺の意志でやった事だ。
だから、俺もずっとそうしたいって思ってた。
お前とこうして、愛し合う事を」
そう言って私の涙を拭きながら、そっと目元にキスをした。
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作者名：アルテミス | 作成日時：2018年6月17日 19時
