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『なんで、笑うの？』
「いや、なんでもない」
『なんでもない奴が、笑うか！この！』
「...ちょっと、脇腹はやめて！」
脇腹を攻撃すると、徹も負けじと私の脇腹を攻撃する。
けど、隙をついて私を持ち上げ、走り、海にぽいっと投げられた。
海水が全身を包み込み、そして私の腰を持ち上げられて水面から顔を出すと、徹の顔がまん前にあった。私達の目にはお互いの顔しか見えない。濡れた髪に少し艶のある唇。
『あ、徹...』
私の首を軽く噛み、そして皮膚が引っ張られるのがわかった。
「やっぱし、キスマーク付けといたほうがよかったね... 帰えるまでの男避けね」
耳元で甘い声で言われた。けど、私だって言ってやりたい。
彼の首に噛み付いて、同じように軽く吸い付く。
ほんのり塩っぱい味がした。
汗なのか海水なのか、でもそんな事はどうでもいい。
『徹だって、女子に囲まれてたくせに... ムカつく』
初めて付けたキスマーク。
私も独占欲が強いんだって思われてしまったのだろ。
抱きしめられる腕の力が強くなって、背中を上下に擦る。
この行動は知ってる。嬉しい時とか興奮する時にとる行動だ。
『徹...』
「....もう！A大好き！」
そう言うと、ちゅっと軽くキスをされ、うっとりした表情だった。
私も嬉しい。けど....
「家に帰ろうか」
『...うん』
どうして、愛してるて言ってくれないの？
.
.
７月１９日(土)午後１８時００分 仙台付近浴場付近
服に着替え、帰るぞ！ってなったのだが...
『徹、帰らないの？』
なぜか駅ではなく、さっき同じ浜辺を歩くのだ。
声をかけても、徹は何も言わず黙々と歩き、私は後ろを付いていくだけ。
なんだか、空しくなり砂に沈む自分の足を見ながら歩いた。
それよりも、なんで無視するの！？
私なにかした？
でも、着替えに行く前はいい雰囲気だったのに....
ぶつぶつと独り言を発した時、ボフッと顔に何かがぶつかった。
前を向くと、触り心地のいい生地に太陽の日があたったような、
まるで干したての布団のような優しい匂い。
それは、徹の背中だった。
『どうしたの、急に....』
最後の言葉が出せなかった。
それは、徹の後ろにある光景を見たからだ。
「着いたよ。今日のお泊まり先」
私の目に映ったのは、細い砂浜の道に草花が生えて、立派な木がそびえ立っている....
それに似合った、ログハウスがあったからだ。
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アルテミス(プロフ) - みぃちゃん，ｍさん» 完成しました！！岩ちゃん編は明日からがんばります！ (2017年8月20日 20時) (
レス) id: e213d2cb80 (このIDを非表示/違反報告)
みぃちゃん,ｍ - 及川さんVer完結、おめでとうございます！！やっぱり、及川さんはカッコイイですね！これからも頑張って下さい！！ (2017年8月20日 20時) (レス) id: 04aa308079 (このIDを非表示/違反報告)
アルテミス(プロフ) - 岩泉編を制作しました！とりあえず、１話だけで許してください！ (2017年8月17日 0時) (レス) id: ad43ec9074 (このIDを非表示/違反報告)
アルテミス(プロフ) - ﾕｷﾋさん» 本当ですか？！ありがとうございます(*^-^*)頑張って書いたかいがありました(T_T)ただいま岩ちゃん編を作成中なのですが、ページ数の関係でいつも見たいに文字でお知らせができないので、そのままツクールの機能で続編に移動になりますので、観覧してくれると嬉しいです (2017年8月16日 21時) (レス) id: e213d2cb80 (このIDを非表示/違反報告)
ﾕｷﾋ(プロフ) - 大満足です！！とても素敵な作品をありがとうございました♪ (2017年8月16日 21時) (レス) id: 59197b5ece (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アルテミス | 作成日時：2017年7月18日 0時
