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『使わなくてもいいかも...』
「え、なんで...「Aー！！お帰りー！！ごめん！！俺が、迎えに行けずにー！！」うるせー！！」
音の正体は、勢いよく廊下を走ってきた徹がドアを開けて大声を出したのだ。
一の強烈な一発が、徹の頭を叩いた。
「いったー！！痛いよ！岩ちゃん！！」
「ご近所迷惑だ！！」
「岩ちゃんだって、その声はご近所迷惑だよ！！」
『２人ともうるさいよ！そんに大声だしたら.......！！』
そう言った時、思った事が的中したのだ。
「....う..っ....オギャー！！」
『ほら....』
私の腕の中でスヤスヤと眠っていた、
私と徹の愛おしい宝物が大きい声にびっくりして泣きはじめてしまったのだ。
徹は、あわあわして、どうすればいいの！！見たいな顔になっていた。
「オギャー！オギャー！！」
「ああ..！！どうしよう....」
本当に、こんな事でやっていけるのか心配になった。
けど....
『はい。徹』
「...え！？」
『貴方の娘だよ？ それに、徹はもう父親なんだから....』
そう。これでも、もう一児の父親だ。
そう言って、赤ちゃんを差し出すと何かを決した思いで徹は我が子を抱っこした。
「及川。お前、力強いんだから、そっと抱けよ？」
「わかってよ！！「オギャー！！」ああ〜！ごめんね〜....」
一にレクチャーされながら見よう見マネでそっと抱き、
そして私にふっと見せる愛おしい表情で我が子に語りかけた。
「....大丈夫、俺は君のお父さんだから...驚かしてごめんね....」
そう言うと、徐々に泣きやみ.....
「....う....うっ......すー.....」
『あ、寝ちゃった...』
「よかったな、及川。父親と認められて」
「....うん。って、岩ちゃんそれ酷くない？」
そう言って、またぎゃーぎゃー言いそうだったので、とりあえず徹を２人でなぐって黙らせた。
痛そうにする徹に笑う一。そんな２人を見ていた時、一が私の方を向いて優しい顔で口を開いた。
「じゃあ、俺帰るわ....」
『え、せっかく来たんだかお茶でも....』
帰ろうとする一にそう言うと、徹が私の会話に割りこんでこんな事を口にした。
「そうだよ、岩ちゃん。
本当は久しぶりにAを独占しようと思ったけど...
俺の代わりに迎えに行ってくれたから.....
本当は嫌だけど、あがっていきなよ？」
「クソ川、もう一回殴るぞ？」
『大丈夫。私が２発殴るから....』
そう言うと、さっと我が子を抱いたまま徹は家に逃げた。
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アルテミス(プロフ) - みぃちゃん，ｍさん» 完成しました！！岩ちゃん編は明日からがんばります！ (2017年8月20日 20時) (
レス) id: e213d2cb80 (このIDを非表示/違反報告)
みぃちゃん,ｍ - 及川さんVer完結、おめでとうございます！！やっぱり、及川さんはカッコイイですね！これからも頑張って下さい！！ (2017年8月20日 20時) (レス) id: 04aa308079 (このIDを非表示/違反報告)
アルテミス(プロフ) - 岩泉編を制作しました！とりあえず、１話だけで許してください！ (2017年8月17日 0時) (レス) id: ad43ec9074 (このIDを非表示/違反報告)
アルテミス(プロフ) - ﾕｷﾋさん» 本当ですか？！ありがとうございます(*^-^*)頑張って書いたかいがありました(T_T)ただいま岩ちゃん編を作成中なのですが、ページ数の関係でいつも見たいに文字でお知らせができないので、そのままツクールの機能で続編に移動になりますので、観覧してくれると嬉しいです (2017年8月16日 21時) (レス) id: e213d2cb80 (このIDを非表示/違反報告)
ﾕｷﾋ(プロフ) - 大満足です！！とても素敵な作品をありがとうございました♪ (2017年8月16日 21時) (レス) id: 59197b5ece (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アルテミス | 作成日時：2017年7月18日 0時
