【終わりのセラフ】滅びた世界の冷酷少女

#04 興味 ページ5

フッとその方向を見ると、不良っぽい3人の男子が気弱そうな男子を蹴飛ばしていた。




優は「平和だねえ」と言って無視しようとしたが




「家畜みてえに働けよ」という男子の言葉に足を止めた。




なぜそんな所にこだわるのかはわからない。




興味ない。




面倒くさそうなので、私はさっさと教室から出た。




ざわざわ騒がしい廊下を抜けて、爽やかな風が吹き抜ける中庭に向かった。




芝生の上に座り、深呼吸をする。




なぜかとても疲れた気がする。




それにしても私はこんな学校で何をしているんだろう。




特にやりたいこともないし、なりたいものもない。




私が近くにあった小さな花を見つめながら、そんなくだらない考えを巡らせていると







＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿私の元に大きな音と衝撃が届いた。

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