検索窓
今日:1 hit、昨日:5 hit、合計:138,987 hit

#03 接触 ページ4

綺麗な紫色の髪をした女子が私の目の前にいた。




「音ノ宮 伊織さん、ですよね?」




"音ノ宮 伊織"は私の名前だ。




なんで私のことを知っているのか気になったが聞くのすらも面倒だ。




「柊 シノアと言います。…あまり大きい声では言えませんが軍からの監視官です。」




軍、……というのは日本帝鬼軍のことだろう。




日本帝鬼軍は日本の中でもかなり規模の大きい軍で、呪術の研究も進んでいると聞いたことがある。




軍の監視官が何故こんな所にいるのか。




「おいシノア…こいつ誰なんだよ」




ぶっきらぼうに言ったのは優一郎。




シノアの隣にいつのまに…




「まあいいや、俺は百夜 優一郎。優でいいぞ。」




私は優一郎の名字に違和感を覚えた。




どこかで聞いた、いや、見たような気がする。




「百夜」、思い出せない。




私がなにか重要なことを忘れているような気がして考えていると、話は進んでいるようだった。




「貴方のことを見込みがあると考えている者がいまして…
貴方の行動次第で軍に入れるそうです。」




『…そんなこと、誰が言ったんだ』




私はシノアを睨んだ。




「貴方は知ってると思います。」




そう言われてもなあ…




「シノア、じゃあこいt
『こいつじゃない。音ノ宮 伊織だ。』




「…伊織は俺と同じ部隊になるのか?」




「まだわかりません。貴方が謹慎から解けるかどうかもわかりませんから。」




優はどうやら謹慎されて高校に通ってるようだ。




軍に入ればいろいろな情報や呪術が学べるかもしれない。
あの化け物も吸血鬼もどうなってるかわかるかもしれない。




__________だが、やっぱり面倒くさい。




私がまた、ため息をついた途端、叫び声が聞こえた。

#04 興味→←設定



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (99 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
160人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

あるたそ@ライバー(プロフ) - ユウさん» ありがとうございます!!なかなか更新できませんががんばります (2016年7月29日 14時) (レス) id: 05ff3422bd (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - これからどうなるか楽しみです、更新頑張ってください。 (2016年7月6日 1時) (レス) id: cb3c3b9b5b (このIDを非表示/違反報告)
あるたそ@ライバー(プロフ) - 薊さん» ありがとうございます笑 楽しんでもらえて何よりです!! (2016年1月14日 19時) (レス) id: 05ff3422bd (このIDを非表示/違反報告)
- 面白いです。夢主ちゃんの感情があまり無い設定が私には堪らなく美味しi((更新頑張って下さいませ! (2016年1月12日 20時) (レス) id: d9ed39c425 (このIDを非表示/違反報告)
あるたそ@依存症(プロフ) - 紫苑さん» ありがとうございます! (2015年8月6日 18時) (レス) id: 05ff3422bd (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:あるたそ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/arutaso/  
作成日時:2015年8月4日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。