#23 罠 ページ24
それぞれ適当に雑談していると、原宿駅についた。
「…任務地だな」
「つまりここに吸血鬼が…」
その時。
「きゃあああ!!助けてぇ!!」
幼い少女が駆けてきた。
その後ろにはヨハネの四騎士。
あのままだとあの少女は死ぬだろう。
「まずい!!」
動こうとした優を、三葉が制止した。
「動くな馬鹿!!隊列を崩すな!!」
「ああ!?なんだよそれ!!」
『冷静になってよく考えればわかる。
目の前に子供とヨハネの四騎士が現れるなんて不自然だろ。』
私の言葉にシノアも同意する。
「吸血鬼の罠ですね。助けに行ったら襲われる。」
「ああ!?なんでンなことわかる!?」
「簡単ですよ、こんな世界で子供一人で生きられるはずがない。
あれは私たちを釣るための餌でしょう。」
助けに行ったら私たちが襲われる。
助けに行かなかったら目の前であの少女が死ぬ。
動揺する優に呆れた私は言った。
『…あのくらい切り捨てられるようになろうよ』
「…今なんつった?」
これまでないくらいの低いトーンで、優は言った。
160人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あるたそ@ライバー(プロフ) - ユウさん» ありがとうございます!!なかなか更新できませんががんばります (2016年7月29日 14時) (レス) id: 05ff3422bd (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - これからどうなるか楽しみです、更新頑張ってください。 (2016年7月6日 1時) (レス) id: cb3c3b9b5b (このIDを非表示/違反報告)
あるたそ@ライバー(プロフ) - 薊さん» ありがとうございます笑 楽しんでもらえて何よりです!! (2016年1月14日 19時) (レス) id: 05ff3422bd (このIDを非表示/違反報告)
薊 - 面白いです。夢主ちゃんの感情があまり無い設定が私には堪らなく美味しi((更新頑張って下さいませ! (2016年1月12日 20時) (レス) id: d9ed39c425 (このIDを非表示/違反報告)
あるたそ@依存症(プロフ) - 紫苑さん» ありがとうございます! (2015年8月6日 18時) (レス) id: 05ff3422bd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あるたそ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/arutaso/
作成日時:2015年8月4日 10時