#12 手錠 ページ13
複数の人形が現れ、先生の声とともに襲いかかってきた。
「あ、う、後ろ…!!」
ガンッ
手を使うと色々とめんどくさいので、足で思い切り人形を蹴った。
人形は壁まで吹っ飛ばされ、動かなくなった。
「すごい…」
こんなの余裕すぎて話にならない。
私たちは順調に人形を倒し、テストは終了した。
途中、君月の妹がなんとかって優たちが抜けて行ったのを見たが、気にせずに
続けてよかった。
「じゃ、じゃあね!」
さっきのペアのことも別れて、1人で寮に向かった。
× × ×
「お、伊織!もう終わったか?」
『優と、君月か?とっくに終わったけど』
優たちは手錠をしたまま歩いていた。
「誰だよ」
君月は自分から聞いたくせに興味なさそうに私を睨んだ。
『音ノ宮 伊織。教室でアホばっかやってるからお前のことは知ってる。
で、いつまで手錠つけてるつもりなの?もしかしてできてるの?』
君月はイラつき気味で反論してきた。
「アホはお前だ、お前。んな訳ないだろ。外したいけど外れねえんだよ」
『…』
ガシャンッッ
優の手をつかんで手錠を素手で壊してみせた。
「…」「…」
2人とも黙っているだけで、解放された自分の手をまじまじと見ていた。
『…んじゃね』
「あ、ん、じゃあな〜」
なんで優はあんなにもフレンドリーなんだろうと内心警戒しながら、寮に帰った。
160人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あるたそ@ライバー(プロフ) - ユウさん» ありがとうございます!!なかなか更新できませんががんばります (2016年7月29日 14時) (レス) id: 05ff3422bd (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - これからどうなるか楽しみです、更新頑張ってください。 (2016年7月6日 1時) (レス) id: cb3c3b9b5b (このIDを非表示/違反報告)
あるたそ@ライバー(プロフ) - 薊さん» ありがとうございます笑 楽しんでもらえて何よりです!! (2016年1月14日 19時) (レス) id: 05ff3422bd (このIDを非表示/違反報告)
薊 - 面白いです。夢主ちゃんの感情があまり無い設定が私には堪らなく美味しi((更新頑張って下さいませ! (2016年1月12日 20時) (レス) id: d9ed39c425 (このIDを非表示/違反報告)
あるたそ@依存症(プロフ) - 紫苑さん» ありがとうございます! (2015年8月6日 18時) (レス) id: 05ff3422bd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あるたそ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/arutaso/
作成日時:2015年8月4日 10時