もうちょい 6 ページ8
あの日から暫くたった。
この日までに１回なんかエースって人が森さんから繰り出されてきて、ハイアンドローで勝ったら依頼料を2倍にしてくれるって云ってきたから完勝してやったぜ。
森さんから伝えられてなかったのかな。私とかトランプ透けて見えるようなものなのに。
そういややつがれ君も伝えられてなかったね。
森さんはなんなの？此処に来る人たちを驚かせたいの？
若しくは伝え忘れとか？まあなんでもいいけど！
取り敢えず、今日も違う人が来るらしい。
今日来るのは中原中也って人。
一寸前に会った太宰とかいう奴と仲が悪くて、昔はコンビを組んで双黒とか云われて恐れられてたらしい。
よし、家の前に着いたな。
ドアを開けるぞぉ。
『やあ、中也！どうぞ。中に入って入って』
中也「マジかよ…首領の云ってた話は本当なのか…」
『おお、今回はちゃんと話してくれたんだ。なんか嬉しい』
中也「んで、今日の要件なんだが…」
『移動した敵対組織の本拠地と最近の探偵社の動向でしょ？』
中也「流石だな…」
『でしょでしょ！探偵社にも現場を見れば5秒で分かる名探偵がいるって聞いたし、私も難事件のひとつでも解決してみようかなぁ…』
中也「よせ、首領にも能力を諭させるなって云われてンだろうが」
ああ、そういや昔、やろうとして親に止められたっけ…
なんか中也って…
『親みたい…』
中也「おい、誰が親だよ」
ええ、声に出てたかぁ…
あ、依頼忘れてた。
『嗚呼、そうだ。本題に戻って…
敵対組織の場所は先週出来たバーの地下にある。どうやら店主が脅されて作らされたらしいから余りバーには攻撃しないであげてね』
中也「ああ、判ってる」
『其れと、探偵社については……
もう超平和だよ。どうやら最近は物騒な依頼も来ないみたいだしねぇ。多分今乗り込んだら振り回されて終わりって感じ。』
中也「ﾁｯ 嫌だが想像出来ちまうな…」
『うむ！と、言うわけで依頼料寄越せ』
中也「ほらよ」
随分乱暴な云い方だがしっかり手渡しで渡してくれている。
正直この人あの太宰とか云う顔だけ野郎より絶対モテると思う。
『それじゃあ依頼料も貰ったし、私は買い物に行くねー！
だから中也もさっさと家から出て！』
中也「お、おう…」
引き気味ながらもきっちりドアを抑えて私を出やすくしてくれる中也は紳士だと思う。
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ひまひま星人 - どうか...続きをお恵みください...！！！！ (3月12日 0時) (
レス) @page9 id: bfaf48636c (このIDを非表示/違反報告)
- https://uranai.nosv.org/u.php/hp/emi20101223/?w=1文句あるみたいです (8月28日 19時) (レス) id: ee53dd5832 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アルストロ | 作成日時：2023年8月27日 19時
