アベアテ短編集 3

日常〜 ページ3

「でさあ、今日の宿題・・・・」


「そりゃやったよ、あの先生怖いし」


「うん・・・」


「アベルの解答ひどそう」


「ひっど！！！！」


通学路を歩きながら話していると、同じ道を歩いているクラスメイト達がこっちをじっと見ているのに気付いた。


「「あ」」


「・・・でさ！！今日も数学で宿題出たら教えてよ、葵！！」


「う、うん！亮が怒られたら私も困るしね！！」


「・・・え？もしかしてア・・・葵俺のこと((殴


『編集できないでしょうが！！』(ボソッ)


「確かに！！」


そう、俺たちはクラスメイトに実況者だということを隠している。同居しているので誰もいないときはアベル、アテネ、と呼び合うが、学校では本名で呼び合っている。


・・・・ま、アベル、アテネ、で癖ついてるんだけどね。

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