夜明け…11 ページ13
コウ「お2人とも準備はいいですか？」
くいな・A「はい/ええ。」
コウ「それでは…………はじめ！」
勝負は一瞬だった
Aの持った木刀はすでにくいなの首元にあったのだ
くいなはもちろん、ゾロも、コウシロウでさえも、Aの速さについていけなかった
「どう？これで満足かしら？」
くいな「くっ……」
今まで成人男性にも負けたことのなかったくいなにとって、10歳ほどしかかわらない女の人に負けたのは、この上ない屈辱だった
「くいなちゃん。」
くいな「……………」
無言で睨むくいな
ｷﾞｭｯ
くいな「!?」
そんなくいなを優しく微笑みながら抱きしめた
くいな「はなして！」
「ﾌﾌ、いやよ。」
くいな「なっ!?」
「くいなちゃん、勝ちがすべてではないわ。」
先程まで冗談ぽく言っていたAが急に強い口調で言ったので、暴れていたくいなもおとなしくなった
「あなたはまだ9歳でしょ？なにをそんなに焦ることがあるの？」
くいな「私は………世界一の剣豪になるの。」
それはむりだわ_____
あなたは"女"の子だから_____
「ならなおさら、天狗になってはいけない。」
くいな「なってなんかっ……！((「なってるわ。」」
くいなの体を離し、真剣な目でくいなを見つめた
「あなたが私と手合わせしたいと言おうとしたとき、私に勝てると思って言ったでしょ。」
くいな「それはっ」
「今のあなたでは私に勝つなんて夢のまた夢だわ。」
女というハンデがあるからこそ、分かってほしい
「本当に強いものは、ただ単に勝てると思ってむやみにかかっていったりしない。ほかにちゃんとした理由があるの。」
くいな「ほかに……？」
「そう。たんなる自分の力をはかるためかもしれないけど、これは勝つつもりだけど勝てると思ってやるわけじゃい。」
くいな「そんなの矛盾してるわ！」
今はそう思っててもいい
いつか時がくれば分かるようになる
「それに"本当の強き者"っていうのは、誰かのために戦える人のことよ。」
くいな「私にはそんな人いない……」
「ﾌﾌ、いつか見つかるわ。ゾロにもね？」
ゾロ「ぜってぇ見つからねぇよ〜」
まだこの話は早かったかなw
ゾロ「それよりおれとの勝負は!?」
「分かったから落ち着いて！」ｸｽｸｽ
そのあとゾロが納得するまで延々と戦わされた
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麗桜華(プロフ) - 闇夜((闇と夜の守護者さん» かわいいですよね！！ツンデレ最高です (2017年5月7日 22時) (
レス) id: de759489dd (このIDを非表示/違反報告)
闇夜((闇と夜の守護者 - ツンデレの破壊力∞マジ最強っすわ (2017年5月2日 19時) (レス) id: 866b9f0c0d (このIDを非表示/違反報告)
麗桜華(プロフ) - みかんさん» 申し訳ありませんm(_ _)m 今ネタを考え中です (2017年3月23日 21時) (レス) id: de759489dd (このIDを非表示/違反報告)
みかん - 早く続きが見たいです (2017年3月15日 20時) (レス) id: 81568b48d3 (このIDを非表示/違反報告)
麗桜華(プロフ) - 紅蓮さん» ずっと更新できていなくて申し訳ないです(；−ω−)できるだけ早く絡ませられるようにしますね！！ (2017年1月10日 1時) (レス) id: de759489dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：麗桜華 | 作成日時：2015年8月29日 23時
