ILLUSION15 ページ15
一方その頃。
一人取り残されてしまった千歳はAを探しに向かおうとしていた。
千歳「まだ出会ったばかりとはいえAは大事な友達ばい。ここでAば探さんと俺の名が廃るばい……！」
そして千歳がAの消えた方向へ踏み出そうとしたその瞬間。
金色「あら、その心配は無用よ」
突然金色が現れた。
千歳「……それは、どういうことね？」
金色「だって、Aを攫っていったのはユウ君だもの。なんだかんだ言ってユウ君ロマンチストよねー♪そんなところが可愛いわー」
千歳「……それはわかったばってん、俺はこれからどげんすればいいとね……」
金色「大丈夫。私とゴールまでいきましょう？きっとAはユウ君が大事にしてるから」
金色が千歳に手を差し出すものの、千歳は難しい顔をしていた。
千歳「ばってん、一応パートナーばい。そげん簡単に見捨てたらだめばい」
金色「……じゃあ、ユウ君たちの様子をみにいってみましょ？」
千歳「まぁそれが一番いいばい」
こうして千歳と金色は中庭へ向かうこととなった。
そしてまた一方では……。
柳生「アデュー！」
切原「うわっ、いきなりなにするんですか柳生先輩！」
遠山「このあんちゃん誰やねん！」
テニス部の近くを歩いていた切原･遠山ペアの前にいきなり現れた柳生。
しかし基本的にペア行動のはずなのにそのペアが見当たらない。
柳生「切原君。仁王君を見ませんでしたか？彼、私と脅かす側の役になっていたはずなのに先程から一向に姿が見当たらないんです」
切原「……え、俺は全然見てません」
遠山「あ、でもワイ中庭の近く通ったときその仁王って名前のあんちゃんと同じ匂い感じたでー！」
柳生と切原がその遠山の謎の嗅覚に驚いていた。……まるで犬並みの嗅覚。
柳生「……そうですか。中庭付近ですね、わかりました。行ってみます」
そして中庭の近くへ向かおうとした柳生を誰かの声がひきとめた。
幸村「……俺もそれについていきたいなーなんてね？」
柳生が振り返るとそこにいたのは幸村と白石だった。
柳生「……なぜここにあなた方がいるんですか？」
幸村「俺たちは主催者側だからね。皆がちゃんと安全に肝試しできてるか見回っているんだよ」
白石「まぁ、わりと幸村がほかの奴ら脅かしとるからお化け役も若干兼ねとるんやけどな」
幸村「？なんのことをいっているんだい」
相変わらずの幸村の笑顔。
こうして柳生と幸村も中庭へ向かった。
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アリス - 凄く面白かったです！ユウジがカッコ良かったです(*^^*)そして、光が切ない（泣）とても、文才がお有りですね！他の作品も、ぜひ読ませて貰います！楽しませて貰って、ありがとうございました☆*:.｡. o(≧▽≦)o .｡.:*☆ (2016年1月11日 16時) (
レス) id: 676688d4f0 (このIDを非表示/違反報告)
綾乃 - とても面白かったです (2015年11月11日 1時) (レス) id: 24069469b3 (このIDを非表示/違反報告)
綾乃 - 財前泣かせるねぇ〜とニヤニヤしながら見ていました(笑) (2015年11月11日 1時) (レス) id: 24069469b3 (このIDを非表示/違反報告)
海姫(プロフ) - 飛鳥さん» ……そ〜ですか(*^^*) (2014年9月15日 22時) (レス) id: d93ad0d912 (このIDを非表示/違反報告)
飛鳥(プロフ) - 海姫さん» すすろさんはすすろさんです (2014年9月15日 21時) (レス) id: ca6f00a121 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：飛鳥 | 作成日時：2014年7月17日 18時
