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それからというもの
「あの、今日もお願いします」
『はい、かしこまりました』
一週間に一回、一ヶ月に一回、多い時には三日連続で会うこともある
もうみんな阿部さんの存在を認知している
そして今日はその連続の三日目だ
『はい、お待たせ致しました』
「今回も凄く綺麗ですね！」
いつものように満面の笑みで言われた
『阿部さんはお花が好きなんですか？』
私が少し気になっていた事を聞いた途端、何故か顔を赤くした
「え、名前……」
『す、すみません。嫌ですよね……』
「ぜ、全然です！」
阿部さんは急に身振り手振りが大きくなった
「あの、僕も名前お聞きしても……？」
『そうですよね……Aです』
「下で呼んで良いんですか？」
しまった…ここは苗字だったよな……
「じゃあ僕も、亮平って言います。気が向いたら呼んでください」
阿部さんは優しく微笑んだ
「あの、攻めたことを聞きますが…つ、次の日お休みはいつとか……」
『一番近いと明後日ですかね』
こ、これはもしや……
「嫌じゃなければち、近くに綺麗なひまわり畑があるので、もし何もご予定がなければ……」
ついに…ついに私にも春が来た……！
異性に遊びに誘われるなんて一体何年ぶりだろうか……
『は、はい。是非行きたいです！』
「あ、ありがとうございます！じゃあ、10時に駅集合でも大丈夫ですか？」
私は元気いっぱいはい、と答えた
阿部さんは小さくガッツポーズをしていた
「それじゃあAさん、明後日」
深々と頭を下げると、小さく手を振りながらお店を出ていった
その後、みんなにいじられたのは言うまでもないだろう
私はというと、心臓が音を立ててなっている為、気が気でなかった
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アルみかん(プロフ) - 愛さん» コメントありがとうございます！そう言っていただけてとても嬉しいです！更新頻度凄く遅いので気長にお待ちください！ (2023年2月5日 23時) (
レス) id: e807c6316d (このIDを非表示/違反報告)
愛 - こんな時間にすみません。どんどん読み進めてしまいました。続きが気になります！是非更新をお待ちしております！ (2023年2月3日 4時) (レス) @page31 id: ef7ecaa883 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アルみかん | 作成日時：2022年8月29日 23時
