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「あれ、今俺そんな事言ったっけ」
「うん。絶対言った」
「ほんとに？」
何とか折れてくれと思ったが、なかなか引き下がらない
「誤魔化さずにちゃんと言って」
「……分かった」
阿部ちゃんのいつにも増して真剣な眼差しに、俺の方が折れた
バレるのも時間の問題だったはずだ
だったら今言ってしまおう
「実はさ……同じ大学だったんだよね」
あながち間違ってはいないはずだ
「え、じゃあ元々知り合いだったの？」
「まぁ、そんなに話した事ないけど」
さっきから冷や汗が止まらない
何とか練習でかいた汗という事にして、タオルで必死に拭う
「何で今まで黙ってたの」
「それは本当にごめん」
とりあえず謝罪の言葉を言って、練習に行かせようとした時、今度はこーじが駆け足で近づいてきた
「助けてくださいふっかさん！」
「ん？こーじどうした」
「あれ……」
こーじが指をさした先には、佐久間が照に一方的に話しかけているところだった
しかも佐久間は話に夢中なのか、照が携帯を触っていても、気にせずずっと話しかけている
「もう照兄が可哀想なんですよ！」
「よし、俺が救ってこよう」
これを理由に阿部ちゃんから離れられる
そう思いながら、俺はいつもの感じで佐久間に近づく
「佐久間、さっきから楽しそうだけど、何の話してんの？」
それとなく聞いて見る
だが、聞いた俺が馬鹿だった
「ん？あぁ、Aの話してた」
……俺の聞き間違いかな
一回確認してみるか
「え？Aって、もしかして阿部ちゃんの……」
「そう。俺小学校一緒だったんだよね」
阿・深「は？」
衝撃のカミングアウトに、俺達は固まった
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アルみかん(プロフ) - 愛さん» コメントありがとうございます！そう言っていただけてとても嬉しいです！更新頻度凄く遅いので気長にお待ちください！ (2023年2月5日 23時) (
レス) id: e807c6316d (このIDを非表示/違反報告)
愛 - こんな時間にすみません。どんどん読み進めてしまいました。続きが気になります！是非更新をお待ちしております！ (2023年2月3日 4時) (レス) @page31 id: ef7ecaa883 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アルみかん | 作成日時：2022年8月29日 23時
