幼馴染のクズ【ut】

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次の日には今すぐにでもバク転できそうなぐらい体調が回復していて、朝ごはんに牛丼を食べてしまった

『やばっ今日の星占い1位だ』

テレビの画面には神々しい1位の文字が。ラッキーカラーは紫かー、紫のハンカチ持ってこうかな

『やばっあの猫めっちゃ可愛いんですけど』

通学路を歩いていると、日向ぼっこをしている三毛猫を見つけて、思わずにやけてしまう


風邪ひいた次の日いい事が起こりすぎじゃない？もう毎日風邪引こうかな……






rb「宿題、ちゃんとやって来ましたか？」

悪魔のような笑顔で私に話しかけてくるロボロ

『ちゃーんとやってきましたよー』
rb「大先生には届けたん？」

あ、完全に忘れてた


その時、一人のクラスメイトが近づいて来た

生徒「佐々木さんを呼んでくれって」

私を呼んでくれ？一体誰が……あ、そういう事ね

『あの偉大な宇津木くんじゃないですか』
ut「俺の宿題、もちろんやってきたんやろな？」

私より宿題の方が大事なの！？


私は渋々宿題を鬱に手渡した

ut「ちゃんとやってきてるみたいやな」
『あったりまえだのクラッカー』

鬱は古っ、と言うと自分のクラスへ戻ってしまった


別にそんな古くないし！

rb「愛しの大先生とはお話出来ましたか？」
『そのお口塗ってあげましょうか？』
先生「みんな静かに。今日は文化祭の出し物を決めるぞー」

お！遂に文化祭かー！絶対お化け屋敷は行く！お化け屋敷なくては文化祭とはいえん！

先生「じゃあ、何かやりたいことがあるやつ、手挙げろー」
生徒「先生ー俺、焼きそば屋やりたいでーす」

はぁ！？焼きそば屋だと！？ここはお化け屋敷だろ！

先生「じゃあ焼きそば屋以外何かやりたいものあるかー」

みんなお化け屋敷やりたいですって言わなきゃ！


ほら早く！

先生「じゃあうちは焼きそば屋で決まりだな」
『どうか夢であってくれ……』
rb「現実を見なさい」

この薄情者！いつからそんなやつになっちゃったんだ！

rb「そういえば、大先生のところは喫茶店やるらしいで」
『なっ！それほんとか！？よしロボロ、そこで5時間は滞在するぞ』
rb「追い出されるで？」

当たり前だろ！鬱のウェイトレス姿なんて今後いつ見れるかわかんないんだぞ！


拝めるうちに拝んとかないと！

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