乙女ゲーに転生したので推し活しようと思います

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ふぅ……何とか4時間目まで私の体もっててくれた……


よし、お昼だー！てか作者「よし」多すぎー！


執事さんから頂いた大き過ぎるお弁当箱を抱えながら、そこら辺をウロウロする


屋上はなぁ生徒会様とヒロインちゃんが食べてるからなぁ……ん？


何か写真のような物が落ちているではないですか！


ペラっとめくってみるとな、何と……！！！


居眠りをしている鬱様の綺麗なお顔が……！！


周りに誰も居ないことを確認する。うん、誰もいないね


私は制服の内ポケットに入れ、何事も無かったかのように立ち上がる


むむむ！？その先にも写真が！またその先にも！


1枚1枚丁寧に拾っては入れる、拾っては入れるを繰り返していると、後ろでドアを閉める音が聞こえた


振り返ると、ギリシャ神話に出てきそうな格好をした人がたっていた

『ご、ごきげんよう……？』
「うんうん、ちゃんとお嬢様してるみたいだね」
『……ほぇ？Who are you』
「急に英語‪w」

いや、笑ってないで私の質問に答えてください！

「君をこの世界に転生させたのは俺だよ」
『……はぁ！？』
「どう？好きなゲームの世界に転生出来るのって」
『最高ですありがとうございます神ですね』
「そんな事言わな…え？」

ギリシャ神話の人は固まってしまった

「い、今なんて？」
『だから最高ですありがとうござい』
「十分わかったからもういいよ」

言えって言ったのはそちらでは？

「普通ヒロインが良かったーとか幼馴染みになりたかったーとか色々文句言うのに……」
『いやいや、推しの世界に来れたんでよ？それだけで充分嬉しいのにヒロイン？幼馴染み？贅沢言うのもほど(「十分わかったからもういいよ」

まだ言い足りませんよ！他には……

「これから君にはふたつの選択をして貰う！」
『ふたつ？生きるか死 ぬか？』
「1つ目！」

え、なんでさっきから私の話無視するの？

「行動一つ一つに選択肢をつける！」
『ほうほう』
「2つ目！」

ギリシャ神話の人は何故か真剣な顔をし始めた

「自由に生活する……」

……ん？それだけ？

「いい？自由に生活するっていうのは大変なリスクを負うんだよ？よく考えて…」
『じゃあ私自由に生活しまーす』

ギリシャ神話は目を大きく開けた

「ほ、本当にいいの？今ならまだ引き返せるよ？」
『良いんです！私は私を信じます！』

胸を張って言うと、諦めたような溜息をつき

「君ならそう言うと思ったよ」

フフんとドヤ顔をかましているといつの間にか消えていた

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