乙女ゲーに転生したので推し活しようと思います

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『はぁ…はぁ……』

距離が近すぎて思わず逃げてきてしまった


絶対鬱様に嫌われた……


っ……そしたら生徒会に嫌われたも同然……


転生そうそう人生ツムツムしちゃったよ……


これからどうすれば……


んーとりあえず保健室で休んでようかな


というか私入学早々授業休み過ぎじゃね？





『失礼しま……っ！』

保健室のドアを少し開けて、中を確認しながら入ろうとしたその時！

「いっ……！」
rb「っ！すいません！もう少し優しくするので……」

ロボロ様がヒロインちゃんとの初絡みをしているじゃあぁりませんか


これは邪魔しちゃいけねぇな！


よし、今から教室に戻っても遅くないはず！


私が急いで帰ろうとしたら、チャイムさんがなってしまった


自分がはボルトだと思いながら走り出そうとした時、中からヒロインちゃんの焦っている声が聞こえてきた

「チャイムなっちゃった…急がないと……！」
rb「そんなに急ぐとまた怪我してしまいますよ……？」

ロボロ様のイケボでそんな事言われたらもう一生走れないわ

「大丈夫です！こう見えて結構頑丈なので！」

ヒロインちゃんはロボロ様に元気なことを見せる為、ムキッという効果音がつきそうなポーズをする


女の私でも惚れさせるヒロインちゃんってもう推すしかよね、うん


ヒロインちゃんはありがとうございましたといいながら、後ろ向きで歩き出した


そして案の定、椅子の脚につまづき、そのまま後ろへ……


こんな大ピンチ、ロボロ様が助けない訳がない


ロボロ様はヒロインちゃんを左腕で支え、右腕を扉に手をつく


そしてここの扉はほぼ透明なガラスが貼ってあるのでロボロ様と目が合う


はい、オワタ


私は笑顔で一礼して、ダッシュで教室に戻る


なんで私立ち上がってんだよ！そのまましゃがんどけ！


いや、でも生で壁ドン見れたから実質応慶←


ルンルン気分で戻っていた時、誰かが前から走ってきた


私がぶつからないよう右に避けたのと同時にその人も右に移動する


私と同じで譲りたい精神が強いのか、私が左に移動すると前の人も左に移動する


だが、残り数メートルという所でトントン様と分かることが出来た


イケメンが一生懸命走ってる……！


これは私が邪魔なのだと分かり、走る速度を遅くして壁に近づく


そしてそのまま通り過ぎ、何事もなく普通に戻ろうとした



だが、そんな事あるはずもなく、横から来た一般生徒にぶつかってしまった





一応主人公ちゃん名前ありで！

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