<ぺこぱ シュウペイさん> ページ10
「あ、おはよう!」
今日はしゅうへいとデートの日。
デートの時、しゅうへいはいつも私より先に着いてくれている。
『おはよう。行こっか!』
ふたりで向かったのはショッピングモールの中に入っている映画館
「何見る?」
『んー、しゅうへいは何が見たい?』
「俺はねぇ、あ、あれ面白そうだよね!」
『それ、私も気になってた!!』
映画の好みも、好きなポップコーンの味も同じで、見る映画はすぐに決まるし、ポップコーンは二人で一つ。
それが私たちの映画デート。
そして、デートの時は、彼がいつも以上に甘えてくる。
映画中、ポップコーンを食べようとすると、たまたま私の手がしゅうへいの手に当たった。
彼もそれに気づいて、目を合わせて笑ってくれた。すると、彼はそのまま私の手を握って、私たちは手を繋いだまま映画を見た。
「面白かったね。」
『そうだね。ねぇ、お腹空かない?お昼ご飯食べようよ』
そうして私たちはフードコートに向かった。
「ねぇねぇ、そのたこ焼き1個ちょうだい」
『1個ー?』
「じゃあ半分!」
『仕方ないなぁ』
どうぞ、と言うとしゅうへいは口を開けて待っている。
『本当に甘えん坊さんだなぁ。はい、あーん』
「ん!美味しい!」
『かわいいなぁ、もう』
本当に嬉しそうにたこ焼きを食べるしゅうへいが可愛くてつい零れた言葉だった。
「可愛いって言うより、かっこいいって言われたいなぁ」
『えー?だって可愛いんだもん』
「もういい!なでなでして〜!!」
『はいはい。可愛いですねぇ』
今日も一日、恥ずかしいくらいイチャイチャして、帰りは手を繋いで歩いて帰っていた。
「家まで送るね」
『いいの?』
「うん。だってもっとAと一緒にいたいから。」
『私も。』
他愛もない話をしながら歩いていると、突然曲がり角から自転車が現れた。
「あぶないっ!」
しゅうへいは私の腕を勢いよく引いて、抱きとめてくれた。
しゅうへいは、危ないなぁと言いながら走り去っていった自転車の方を見ている。
彼の腕の中があったかくて、彼の匂いでいっぱいになってドキドキしてしまう。
改めて、男の人なんだなぁと思わされた。
そんな私の心の中を読み取ったかのように、しゅうへいは私を抱きしめたまま視線を合わせた。
「ちょっとはかっこいいって思ってくれた?」
彼は微笑んで、指先で私の頬を撫でた。
「耳まで真っ赤」
私の彼氏は可愛くてかっこよくて、
最強だ。
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カイリ(プロフ) - あすかさん» 嬉しいです!!応援ありがとうございます!!リクエストも(*^^*)頑張ります! (2020年6月8日 23時) (レス) id: 10b15c4180 (このIDを非表示/違反報告)
カイリ(プロフ) - ますみさん» いつもリクエストありがとうございます!頑張ります! (2020年6月8日 23時) (レス) id: 10b15c4180 (このIDを非表示/違反報告)
あすか(プロフ) - こんにちは!陰ながら応援していました!リクエストなんですけど、河井さん,山田さん,洲崎さん,亜生さん,石橋さん 別々で相方に嫉妬からのピンク系が見てみたいです!一気にリクエストごめんなさい(;_;) これからも楽しみにしています(^^) (2020年6月7日 16時) (レス) id: c04b839a7d (このIDを非表示/違反報告)
ますみ(プロフ) - リクエストお願いします。和牛の水田さんでお願いします。シチュエーションとしては芸人同士で付き合ってる感じが良いです。水田さんが嫉妬しちゃう感じで。良かったら宜しくお願いします。 (2020年6月7日 12時) (レス) id: cc9c552fc9 (このIDを非表示/違反報告)
カイリ(プロフ) - サクラさん» ありがとうございます!!了解です!頑張ります! (2020年6月4日 23時) (レス) id: 10b15c4180 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カイリ | 作成日時:2020年3月15日 1時