<ぺこぱ シュウペイさん> ページ16
『あっ、もしもーし！』
「どうしたの？」
『来週の日曜日！空いてる？』
その日は、私たちが付き合って5年目の記念日
最近は仕事が忙しいけど、なんとか有給をとらせてもらえた
それなのに…
「あーごめん。その日は相方と飲みに行く約束してて」
『えっ、あっ、そっか…』
なんで？
こんなに楽しみにしてたのは私だけ？
大切な日だと思ってたのは私だけなの？
そりゃあ松陰寺さんはたった一人の相方で
なかなか会えない私より一緒にいる時間も長くて
大切な人だとは思うけど
だけど、1日くらい私にくれたっていいじゃない
「A？どうしたの？」
『どうしたの、じゃないよ。ばか』
寂しさに耐えきれなくて、涙が零れる
私は勢いのままに電話を切った
スマホをベッドの上に放り投げてうずくまる
『しゅうへいなんか、知らない』
涙が止まらなくなって、しばらく泣き続けた
そして、泣き疲れていつの間にか寝てしまった
「A！！！」
突然大きな声で呼ばれて一気に目が覚める
顔を上げるとそこには、焦った顔で私に駆け寄ってくるしゅうへいの姿があった
『しゅうへい…？』
言い終わる前に彼は勢いよく私を抱きしめた
「電話出ないし、LINEも既読つかないから怖かったよ……」
『ごめん、寝ちゃってたみたい』
誰のせいで、疲れるまで泣く羽目になったか分かってるの？
そんなふうに言い返す気力もなかった
「あっ、ごめん。責めるつもりはなかったんだけど……あの…俺の方こそ、ごめん」
『えっ』
「記念日、忘れてて」
『ひどい』
「本当にごめん。最低だよね」
『最低』
「本当にごめんなさい！これからは絶っっっ対に忘れないようにする！！だから……」
『だから？』
彼と視線があった
その目には涙がたまっていた
「俺の事、嫌いにならないで？」
『嫌い』
一言そう言うだけで、彼の目から涙が零れた
「ほんと、ほんとごめん。ごめんなさい…A……」
声も震えていた
『悲しい？』
「うん」
弱々しい返事
本当にダメージを受けているのが分かった
『私もそれくらい悲しかった』
「ごめんなさい…」
『悲しかったのはしゅうへいの事が大好きだから』
「ごめんね」
『私も、怒りすぎちゃってごめん』
「もう怒ってない？」
『怒ってないよ』
「俺の事、嫌いになってない？」
『大好き』
「ちゅーしてもいい？」
可愛いお願いに、ちょっと笑いが零れる
『いいよ』
目を瞑ると、ゆっくりと唇が重なった
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カイリ(プロフ) - あすかさん» 嬉しいです！！応援ありがとうございます！！リクエストも(*^^*)頑張ります！ (2020年6月8日 23時) (
レス) id: 10b15c4180 (このIDを非表示/違反報告)
カイリ(プロフ) - ますみさん» いつもリクエストありがとうございます！頑張ります！ (2020年6月8日 23時) (レス) id: 10b15c4180 (このIDを非表示/違反報告)
あすか(プロフ) - こんにちは！陰ながら応援していました！リクエストなんですけど、河井さん,山田さん,洲崎さん,亜生さん,石橋さん 別々で相方に嫉妬からのピンク系が見てみたいです！一気にリクエストごめんなさい(;_;) これからも楽しみにしています(^^) (2020年6月7日 16時) (レス) id: c04b839a7d (このIDを非表示/違反報告)
ますみ(プロフ) - リクエストお願いします。和牛の水田さんでお願いします。シチュエーションとしては芸人同士で付き合ってる感じが良いです。水田さんが嫉妬しちゃう感じで。良かったら宜しくお願いします。 (2020年6月7日 12時) (レス) id: cc9c552fc9 (このIDを非表示/違反報告)
カイリ(プロフ) - サクラさん» ありがとうございます！！了解です！頑張ります！ (2020年6月4日 23時) (レス) id: 10b15c4180 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カイリ | 作成日時：2020年3月15日 1時
