<和牛 川西さん> ページ13
『うわっ、もうこんな時間かぁ…』
時計を見るともう16時。テレビを見始めてから2時間経っていた
テレビを消してスマホをつけると、1件のLINEが届いていた
『賢志郎から？なんやろ』
LINEなんて久しぶりで、ドキドキしながら画面を開く
『最近会えてへんくてごめんな、寂しい思いさしてほんまごめん、ってなんやねん急に……』
静かな部屋がなんだか寂しくなって、涙がこぼれた
『会いたいよぉ…賢志郎……』
ポツリと呟いた時、インターホンが鳴った
もしかして、ってちょっと期待して扉を思い切り開けた
『っ…』
「お届け物です。こちらにサインお願いします」
『あ、はい』
こんな所におるわけないよな
賢志郎はお仕事で忙しいもんな
受け取った荷物を廊下に置いて、私はその横に座り込んで壁にもたれた
また寂しさが蘇ってきて、涙が溢れる
その時、2度目のインターホンが鳴った
『もう…今度はなんやて』
今は誰にも会いたくないなと思いながら重たいドアを開けた
するとそこには、息を切らした、
大好きな人がいた
『えっ、賢志郎？』
私が言い終わる前に彼は勢いよく私に抱きついてきた
「Aっ！Aっ！」
『賢志郎…夢……？』
彼が目の前にいて、私の名前を呼んでる
あまりに突然過ぎて、頭が追いつかない
「夢やないわ」
そう言って笑う声も少し震えてて、寂しかったのは私だけじゃなかったんだと気づいた
『…あほぅ、寂しかったわ！』
「悪い…なかなか時間作ってやれんくて」
『ずっと、ずーっと待ってたんやで？』
「ありがとうな」
『寂しくて、死にそうやってんで？』
「そんなんで死なれたら困るわ」
彼は優しく笑いながら頭を撫でてくれた
「って言うけど、俺も寂しかってんで？」
『ほんま？』
「ほんまや。なんか急に怖くなってきてな。走ってきてもうたわ」
『何が怖いねん』
怖いんこっちやわ、と言おうとしたけど、賢志郎の抱きしめる力が強くなって、なんだか切ない気持ちになった。
「今会いに行かんかったら、なんかもう、一生会われへんような気がして……Aが、離れてってしまうような気がして」
そのか弱い声から、賢志郎がどれだけ不安だったかが伝わって来た
『あほ。離れるわけないやんか。私はずっと待ってるで？』
「A、離れとっても好きやで？」
『うん。私も好き』
またすぐ彼は東京に戻っちゃうけど、今はもうちょっとだけ抱き合っていよう
絶対に離れたりせんよ
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カイリ(プロフ) - あすかさん» 嬉しいです！！応援ありがとうございます！！リクエストも(*^^*)頑張ります！ (2020年6月8日 23時) (
レス) id: 10b15c4180 (このIDを非表示/違反報告)
カイリ(プロフ) - ますみさん» いつもリクエストありがとうございます！頑張ります！ (2020年6月8日 23時) (レス) id: 10b15c4180 (このIDを非表示/違反報告)
あすか(プロフ) - こんにちは！陰ながら応援していました！リクエストなんですけど、河井さん,山田さん,洲崎さん,亜生さん,石橋さん 別々で相方に嫉妬からのピンク系が見てみたいです！一気にリクエストごめんなさい(;_;) これからも楽しみにしています(^^) (2020年6月7日 16時) (レス) id: c04b839a7d (このIDを非表示/違反報告)
ますみ(プロフ) - リクエストお願いします。和牛の水田さんでお願いします。シチュエーションとしては芸人同士で付き合ってる感じが良いです。水田さんが嫉妬しちゃう感じで。良かったら宜しくお願いします。 (2020年6月7日 12時) (レス) id: cc9c552fc9 (このIDを非表示/違反報告)
カイリ(プロフ) - サクラさん» ありがとうございます！！了解です！頑張ります！ (2020年6月4日 23時) (レス) id: 10b15c4180 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カイリ | 作成日時：2020年3月15日 1時
