君を笑かしたい！！[短編集]

<ラニーノーズ 洲崎さん> ページ2

山田「歌ネタ王です！！ありがとうございます〜！」

『洲崎の彼女です！！ありがとうございます〜！』

「いつまで言うんやそれ。」

山田「お前いつまで歌ネタ王の余韻浸ってんねん。」

『アンタいつまで告白成功した余韻浸ってんねん。』

「いや、お前らやぁ！」

今日のラニーラニーラニーも歌ネタ王のくだりでスタート。
実はこのくだりは個人的にツボやったりする。

山田「ということで、今回のゲストはAでーす！！」

『どうもー！！Aです！！」

オープニングを経て、4人でクイズ企画をして一旦、撮影は終了した。
しかし、今回の企画、本番はこれからである！

山田「よっしゃ、お疲れぇ」

「Aー！！」

撮影が終わった瞬間、貴郁は背後から私を抱きしめる。
実はこれ、毎回恒例。

山田「お前ら毎回毎回、外でやれや」

「ええやろ。会うのも久々なんや」

大村「こないだ会ってたやん。」

『仲良いのはええことやんか。な？』

「なぁ？」

山田「俺らはいつも何を見せられとるんや。」

文句を言いながらもニヤケが止まらない山田。
…これはバレるわ。

「何ニヤニヤしてんの？えっ、まさかまたなんかやっとんの！？」

さすがは何度もドッキリ(？)を仕掛けられて敏感になってるだけある。

「これまだ撮っとるやろ！！！」

私を抱きしめたままカメラを確認しに行こうとする貴郁。

山田「はいっ！洲崎にバレるな、日常のイチャイチャをカメラに押さえられてたドッキリー！！！！」

『いぇーい！！』

「いぇーいちゃうわ！！」

呆れ返る洲崎をよそに、山田は腹抱えて笑っとる。

大村「ちなみに今回はどっち？？」

「健人やぁ！！」

山田「また俺ー？！」

『山田、ずっとニヤニヤニヤニヤしとるもん』

「下手くそやねんお前。」

山田「じゃあ今回も！山田の負けということで。」

『まって、いつまで私にくっついとんの？』

「ええやろもう。好きにさせろや」

『拗ねてるやん』

そう言って笑うと、やっぱりちょっと拗ねた声で「拗ねてへんわ」と返ってきた。

山田「ということで、撮影終了後もカメラ回ってるドッキリ、でしたー！ありがとうございました！」

大村「ありがとうございました！」

『ありがとうございましたー！！ばいばーい！！』

「なんやねんこのドッキリ」

こうして今回の撮影は今度こそ終わった。

『また呼んでな！』

山田「おう。じゃあ次の洲崎にバレるなの時に呼ぶわ」

「普通の企画で呼べや」

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