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〜貴方side〜
飯田の行動がきっかけで、今まで通り、声を掛けて話せる程度にまでは原状回復出来たが、問題はここからだ。
何せ2人共、恋愛には疎い。鈍感と天然の度を遥かに超えている。
テンパった時なんて、到底手がつけられない。
まずは恋愛というものに慣れつつ、学ばせねば…
その為には……
「A〜！一緒に帰ろう…って早い早い！手ェ痛いよ！」
「タイミング良過ぎて怖いけど、帰ったら漫画貸して。」
「漫画？！Aが？！珍しい〜好きな人でも出来たの？！あ、明日雨通り越して雪崩でも起きんじゃ？！」
「喧しい。煩い。一言多い。」
「いちいち区切って言わないで！」
視界に入った瞬間、幼馴染の手を引いて駆け出した。飯田が居なくて良かった。絶対注意されてた。
本来徒歩5分のところを、2分程で着いてしまった。
「はぁ…はぁ…は、はい…一番短い少女漫画……あの2人に読ませる用か…あービックリした〜…はぁ…」
「ありがとう。…大丈夫？死にそうだけど。」
「誰の所為かな誰の！！」
「じゃあ暫く借りるよ。」
「今度ご飯奢ってよー！！」
はいはいと流し、自分の部屋に戻る前に、八百万の部屋を訪ねる。
「統秋さん、どうなさったんですか？」
「八百万、今週末までにこれを読んで勉強してくれ。」
「これは…前に芦戸さんが言っていた、少女漫画というものですか？」
「そう。小説みたいな感じで読んでくれれば良いから。それじゃあ！」
急いで部屋に戻って着替え、共同スペースに向かった。
「飯田ァ！！」
「む？統秋君、一体どうし…」
「話があるからちょっと来いッ！！」
そして強制的に飯田の部屋に連行した。
そうでもしないと、飯田は動かないだろうし、第一、皆の前で本当の事なんか言ったら、絶対顔に出るから。
「これは…電子書籍か？」
「そう。これを今週末までに読んで勉強してくれ。」
「あ、ああ。」
舞友に借りた少女漫画は、元々は電子書籍だった。
同じ本を同時に読めば、共通の話題が出来るし、恋愛についての教養を身に付けられて、正に一石二鳥だ。
じゃあ今から開始！と合図を出し、部屋を後にした。
共同スペースに戻ると、皆がお疲れ様とでも言いたげな表情でこちらを見ていた。
「統秋、大丈夫か？顔赤ェぞ。冷やすか？」
「え？ああ、大丈夫。ありがとう、轟。」
その光景を見ていた全員にニヤッとされた。
本当、普通高校生はこういうネタ好きな筈だけどな…あの2人が異例過ぎる。
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カンパチ - 飯百最高！同士さんあんまりいなくって！というかみんな知らないんですよこのコンビ！尊い！ (2021年7月25日 20時) (
レス) id: be5f26f260 (このIDを非表示/違反報告)
アルナ(プロフ) - ゆいなさん» コメントありがとうございます！最っっっ高ですよねこの子達！！お仲間さんがいて良かった... (2020年9月1日 21時) (レス) id: 75328b6a43 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいな(プロフ) - うわああああ好きこのカプ！！！さいっこう。。 (2020年8月14日 21時) (レス) id: ec54d11116 (このIDを非表示/違反報告)
アルナ(プロフ) - 五瀬希林さん» コメントありがとうございます！あまり見ないので書いてしまいました(笑)更新は不定期ですが、これからも宜しくお願いします！ (2020年2月2日 15時) (レス) id: 75328b6a43 (このIDを非表示/違反報告)
五瀬希林(プロフ) - もう推しの域を越えて大好きな飯田君と、女子キャラで１番大好きな百ちゃんのcp…とても新しくて可愛いです！続き楽しみにしてます！ (2019年12月26日 10時) (レス) id: cd54c8d2c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アルナ | 作成日時：2019年1月9日 21時
