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〜貴方side〜
共同スペースで一息つこうと、途中で合流した飯田と緑谷と共に向かっている最中、遠目でよく見えなかったが、あの靡く黒髪は八百万以外の何者でもなかった。
芦戸と上鳴の様子を見る限り、今まで一緒に勉強してたんだろう。
しかし、来るまで殆ど緑谷と話していて、飯田は殆ど相槌しかしていないというのに、それに気付いて一目散に逃げるとは…何とも敏感な奴だ。
これは追ってフォローした方が良いのか…でも、追いかけて飯田に変に勘付かれでもしたら…
葛藤する中で
「なあ統秋、ここ教えてくんね？さっきまでヤオモモに教えてもらってたんだけどさ、イマイチ分かんなくってさぁー」
「良いけど、指導代取るよ？」
「えーマジ？！あ、じゃあ、今度何か食い行く時奢ってやるから！な？」
「まあいいか、で？どこ？」
それが引き金となり、その場に居たほぼ全員に教えることとなってしまい、追おうにも追えなくなってしまった。
一応、一息つくために来たんだけどな…
「はぁー…疲れたーー…」
結果的に疲れてしまい、残りは明日！と無理矢理区切りを付けて部屋へ戻って来た。
部屋へ戻る前に、飯田には念押しして部屋に戻ったら少しで良いから読み進めることを伝え、八百万の元へ向かってフォローした。
こんなに疲れたのはいつ振りだろう…
ベッドに身を投げ、もう寝ようとした時だった。
メールの着信音…ではなく、電話の着信音が耳に届いた。
もうやけになって名前も見ずに電話に出ると、数週間前に聞いた母の声が鼓膜を攻撃した。
『A、元気？！勉強頑張ってる？！疲れてない？！いつでも帰省していいからね？！皆待ってるよ！』
「………お母さん、もう少し携帯から離れて話してくれる？」
『あ、あらやだ、ごめんなさいね！』
何でよりにもよって、家族からの電話なんだ…
別に嫌なわけではないのだが、うちの家族ほぼ全員…
『母さん、今Aって言った？！通話してる？！後で代わってくれ！』
『お母さん、私もお姉ちゃんと話したい！』
私にべったりなのだ。
私は、母・父・兄・妹の5人家族なのだが、何がどうなってか、父以外親バカであり、シスコンを拗らせてしまったのだ。
「お母さん、ひとまずお父さんに代わって、頭爆発しそう。」
『A！元気か？！朝にでも小遣い持って行ってやろうか？！』
「いつ代わった馬鹿兄貴」
今日は寝れそうにないと、落胆し切ってしまった。
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カンパチ - 飯百最高！同士さんあんまりいなくって！というかみんな知らないんですよこのコンビ！尊い！ (2021年7月25日 20時) (
レス) id: be5f26f260 (このIDを非表示/違反報告)
アルナ(プロフ) - ゆいなさん» コメントありがとうございます！最っっっ高ですよねこの子達！！お仲間さんがいて良かった... (2020年9月1日 21時) (レス) id: 75328b6a43 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいな(プロフ) - うわああああ好きこのカプ！！！さいっこう。。 (2020年8月14日 21時) (レス) id: ec54d11116 (このIDを非表示/違反報告)
アルナ(プロフ) - 五瀬希林さん» コメントありがとうございます！あまり見ないので書いてしまいました(笑)更新は不定期ですが、これからも宜しくお願いします！ (2020年2月2日 15時) (レス) id: 75328b6a43 (このIDを非表示/違反報告)
五瀬希林(プロフ) - もう推しの域を越えて大好きな飯田君と、女子キャラで１番大好きな百ちゃんのcp…とても新しくて可愛いです！続き楽しみにしてます！ (2019年12月26日 10時) (レス) id: cd54c8d2c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アルナ | 作成日時：2019年1月9日 21時
