一歩先にPlus Ultra!! ページ8
〜貴方side〜
夜も遅くになり、明日に備え各自自室に戻った。
それと同時に、"あの方"から電話が掛かってきた。
電話でも出て来る緊張に、手に汗握りながら電話に出た。
『久し振りだな、A。』
「お久し振りです、"ナイトアイ"。」
久し振りに聞いた彼の声に、緊張が増した。
電話だけでこの気迫…流石と言ったところだ。
『ミリオから聞いただろうが、インターン、ミリオと来い。』
「はい、是非。態々ありがとうございます。」
初めて見た人は、大抵"怖い"と思いがちだが、話してみるとそうでもない。
確かに厳しい人ではある。だけどそれ以上に、この社会に貢献しようとする心は、人一倍ある人だと思っている。
『サー、報告が…って、電話？こんな時間に、一体誰に？』
『ああ、Aだ。』
『え、Aちゃん？！代わって下さい！』
ナイトアイの声の後ろから聞こえた、女性の声。
まだ事務所に残っていたのか。
『久し振り、Aちゃん！』
「お久し振りです、泡田さん。」
相手は、ナイトアイのサイドキック、バブルガール基、泡田薫子さんだ。
以前から、彼女と面識がある。
幼い私が、ナイトアイの事を深く考え、知る事が出来たのは、彼女のお陰だ。
『インターン来るんだよね？！楽しみに待ってる！』
「まだ決定ではないんですけど、決まったら是非伺います。」
嬉しそうに話す彼女に、ナイトアイが"ユーモアが足りない"と言い出し、彼女は悲鳴を上げた。
それから暫くして、彼女の爆笑が聞こえてきた。
何をしているのかは考えるなと、心の中から言われた気がした。
電話は再び、ナイトアイに戻った。
『じゃあ、まだ仕事が残っているから切るぞ。』
「はい、お疲れ様です。」
電話を切って直ぐ、溜め息を吐いた。
結局最後まで緊張が抜ける事は無く、ずっと身体を強張らせていた。
その所為なのか、一気に眠気が襲い掛かって来た。
寝床に潜り込んだ途端、眠りについた。
というのが、2日前の事だ。
緑谷君の謹慎が終わり、いよいよ復帰。
教室に入った途端に90°近く頭を下げ、皆に謝罪していた。
私は自分の席で、それを微笑ましく見ていた。
頑張って、緑谷君。
相澤先生も来られて、インターンの話をする事になった。
「職場体験とどういう違いがあるのか、直に経験している人間から話してもらう。多忙な中、都合を合わせてくれたんだ。心して聞くように。」
その瞬間、教室の中が一気に騒ついた。
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アルナ(プロフ) - (名前)さん» コメントありがとうございます！不定期ながら更新していきますので、これからも宜しくお願いします！ (2020年4月12日 20時) (
レス) id: 75328b6a43 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - 面白すぎます！応援してます！更新頑張ってください！応援してます！ (2020年4月12日 18時) (レス) id: 0a80c4d22b (このIDを非表示/違反報告)
アルナ(プロフ) - ユリさん» コメントありがとうございます。面白いと言って頂けて本当に嬉しいです！どんどん出せるように頑張ります！ (2018年11月24日 9時) (レス) id: 75328b6a43 (このIDを非表示/違反報告)
ユリ(プロフ) - 面白いです。続きどんどんしてください。頑張ってください (2018年11月20日 7時) (レス) id: f266346369 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アルナ | 作成日時：2018年9月30日 17時
