ガッポイ ページ39
〜緑谷side〜
「帰ってきたァアアア！！！！奴らが帰ってきたァ！！！」
帰って来て、皆が一目散に駆け寄って来た。
驚きながらも皆の顔を見ていくと、本当に心配させてしまっていたのだと痛い程分かった。
「皆、心配だったのは分かるが！！落ち着こう！！」
僕達の前に現れた飯田君の一言で、その場を静めた。
飯田君は皆に、僕達の事を気遣って、休ませてあげよう提案してくれた。
その心遣いは本当に嬉しいものだ。
だけど、いつまでもクヨクヨしていられない。
笑っていようって、3人と約束したから。
だから、僕が掛けるべき言葉は───。
「大丈夫」
痺れを切らした様に喋り出した飯田君の勢いに、当然の如く圧倒され、砂藤君に口にガトーショコラを突っ込まれた。
ある程度時間が経ち、各自部屋に戻って就寝しようとしたが、直ぐには寝付けなかった。
そして、月は9月から10月へと移り変わった。
まだ解決出来ていない事や、少し不安定なところもあるけれど、取り敢えずは普段通り過ごそうと決めた。不測の事態に対応出来る様に。
「見て見てー！見ててー！」
クラスの雰囲気は相変わらずで、僕達インターン組も、足並み揃えられる様、努めている。
「文化祭があります。」
『ガッポォオォイ！！』
文化祭…学生的には心が躍るワードだ。
だけど、あんな事件の後に良いのかな…
そう思っていた矢先、先生から説明をされた。
簡単にまとめると、"ヒーロー科の都合だけで、簡単に中止にする訳にはいかない"、という事だ。
その中で、1クラス1つ出し物をしなければいけないらしく、それを決める為、飯田君と八百万さんが進行する事になった。
「まずは候補を挙げていこう！希望のある者は挙手を！」
そう言った瞬間、皆は一斉に手を挙げた。
凄まじい勢いで、僕も飲み込まれそうになってしまった。
数々の意見が挙がるが、それぞれやりたい事を主張し続けた結果、決まらずに終了。
明日の朝までに決まらなかった場合、公開座学にすると、先生から物凄い圧を掛けられた。
1日の授業終了後、僕達インターン組は補習へ、他の皆は寮へ戻り、出し物の話し合いをする事になった。
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アルナ(プロフ) - (名前)さん» コメントありがとうございます！不定期ながら更新していきますので、これからも宜しくお願いします！ (2020年4月12日 20時) (
レス) id: 75328b6a43 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - 面白すぎます！応援してます！更新頑張ってください！応援してます！ (2020年4月12日 18時) (レス) id: 0a80c4d22b (このIDを非表示/違反報告)
アルナ(プロフ) - ユリさん» コメントありがとうございます。面白いと言って頂けて本当に嬉しいです！どんどん出せるように頑張ります！ (2018年11月24日 9時) (レス) id: 75328b6a43 (このIDを非表示/違反報告)
ユリ(プロフ) - 面白いです。続きどんどんしてください。頑張ってください (2018年11月20日 7時) (レス) id: f266346369 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アルナ | 作成日時：2018年9月30日 17時
