絶対に ページ26
〜貴方side〜
驚く事に、全員と全てが重なった。
向かう方面も、降りる駅も、何もかもが一緒だった。
如何やら、全員に参加させるつもりなのだろうか…
現地に着くと、ビッグ3も来ていた。
中に入ると、大勢のプロヒーロー達が集まっていた。
ナイトアイが協議の開始宣言をした時、嫌な汗が背中を伝った。
そこからは、ナイトアイのサイドキックのバブルガールとセンチピーダーが仕切っていった。
こういった事には慣れている為、話を呑み込むのは早かった。
だが、ここに子供が居る事を不服に思ったのか、話が進まないとロックロックが厭らしい言い方をした。
そこでガタッと音が立った方を見ると、ファットガムが異議申し立てていた。
聴くと、切島君と環さんが事件の参考人らしい。
烈怒頼雄斗として活躍した日、環さんに何かが打ち込まれたそうだ。
それは、"個性"を壊す"クスリ"だったそうだ。
時間経って回復したそうだが、その
「人の血ィや細胞が入っとった。」
それを聞いた瞬間、心臓がドンッと鳴った。
その時、インターン初日の事を思い出し、その後の会話が全く耳に入って来なかった。
あの子の…エリちゃんの手足の包帯、異常な怯え、
『いかな…いで…』
とても、哀しい声…
「若頭、治崎の"個性"は《オーバーホール》。対象の分解・修復が可能という力です。分解…一度《壊し》《治す》個性。そして、"個性"を《破壊》する弾…」
その言葉が耳に入った瞬間、予感から確信に変わった。
理解し切れていない人に向けて、ロックロックが包み隠さず言い放った。
「つまり、娘の身体を銃弾にして、捌いてんじゃね？って事だ。」
とうとう握っていた拳から、血が流れ出していた。
でも、そんなの気にしていられる程、心に余裕なんか無かった。
あの時、もう少し手を伸ばしていたら、エリちゃんを救えたんじゃないのか…
何がヒーローだ、ヒーローどころか、人ですらないッ！！
下に背けた顔をばっと上げ、勢いよく立ち上がった。
「今度こそ必ずエリちゃんを…！！」
『保護する！！』
「絶対に、
次は、絶対に…！！
「それが私達の目的になります。」
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アルナ(プロフ) - (名前)さん» コメントありがとうございます！不定期ながら更新していきますので、これからも宜しくお願いします！ (2020年4月12日 20時) (
レス) id: 75328b6a43 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - 面白すぎます！応援してます！更新頑張ってください！応援してます！ (2020年4月12日 18時) (レス) id: 0a80c4d22b (このIDを非表示/違反報告)
アルナ(プロフ) - ユリさん» コメントありがとうございます。面白いと言って頂けて本当に嬉しいです！どんどん出せるように頑張ります！ (2018年11月24日 9時) (レス) id: 75328b6a43 (このIDを非表示/違反報告)
ユリ(プロフ) - 面白いです。続きどんどんしてください。頑張ってください (2018年11月20日 7時) (レス) id: f266346369 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アルナ | 作成日時：2018年9月30日 17時
