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「は〜間に合ったあ…」
水鳥「ギリギリな…」
ドリンクを持ってグラウンドに戻ると、ちょうど朝練が終わったところだった。
葵「遅かったですね！大丈夫でしたか？」
またまた葵ちゃんに心配をかけてしまったようだ。
水鳥「いや〜大変だった。Aが離してくれなくて…」
「はい！？」
葵「あはは、先輩達本当に仲良しですね！」
ニコニコ笑う葵ちゃん。
「うーん…」
仲良しに見えるかは分からないけど、話を聞いてくれた水鳥ちゃんには感謝してるし、葵ちゃんが笑顔になってくれたからいっか…。
霧野「剣城！」
そんな和やかな気持ちになりながらドリンクを配っていると、蘭くんの怒ったような声が聞こえる。
あれ？デジャブ…？
剣城「……」
霧野「今度は絶対許さねえ…」
いや、前にもありましたね。
急いで2人の元へ向かう。
2人が何を話しているのかはあまり聞こえないけど、不穏な空気なのは間違いない。
霧野「そんなに楽しいか？Aを不幸にして」
剣城「不幸…？」
霧野「Aはお前なんかと一緒にいても幸せになれるわけがないだろ！」
剣城「…霧野先輩なら幸せに出来るんですか？」
霧野「……俺にだって、出来ない。」
霧野「Aが幸せになれるのは、神童の隣だけだ…っ」
剣城「ふっ…」
霧野「何がおかしい？」
剣城「その神童さんがアイツを不幸にしてるんですよ」
霧野「…っ！？」
剣城「神童さんに、アイツは幸せに出来ませんよ」
霧野「剣城ーーっ！！」
蘭くんは、京くんに殴りかかる
バンッ
そして倒れる
「いったぁ……」
私が
霧野「Aっ！？」
剣城「おい！？」
殴りかかられる京くんの前に立ちはだかると、蘭くんのパンチは見事私に命中したので、2人は私を心配したような顔で見る。
「ふふふ…こんな死に方も、あり……」
パタッ
私の意識はここで途切れた
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作者名：ふうあ | 作成日時：2020年3月15日 15時
