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続き ページ2

【備考】
ーーむせかえるほどの、甘い血の匂い。アタシが半分吸血鬼だからって、賞金首の密漁者がわざわざやって来たらしい。え?両親は、って?...「アタシ」「守る」「大量の血」

ね?このワードだけで両親がどうなったかなんて簡単に解る。アタシを守って殺された。
目の前が、文字通り真っ赤。

『お父さん、お母さん!........ああああ!!!!』
『殺す...!コロスコロスコロスコロスコロスコロスコロス』
『オマエだけは........絶対二コロス!』

皮肉にも、アタシの能力は、そこで開花した。
気付いたら、首が吹っ飛んだ賞金首の密漁者に、紅い大鎌を向けていた。

『お父さん、お母さん........』

解ってたさ。こいつを殺したって、お父さん、お母さんはかえってはこない。
泣いちゃダメだ、と上を見上げると、ふと、視界に小さなメモがあった。
『ギル、ド........?』

どうやら父は、ギルドに登録してあるようだった。アタシは賞金首の遺体をギルドに持っていった。父名義で、とてつもない額をもらったが、どうしても幸せを感じることはない。
『幸せって?何...?』

解ってた。お父さん、お母さんとの暖かい生活。青い鳥の如く身近にあったそれが、幸せであり、それはもうもどらないこと。

でも、でも...もしかしたら、どこかで、この世界のどこかでは、本当の幸せがあるのだ。と自分に言い聞かせた。
『お父さん、お母さん、アタシは、ボクは。必ず、本当の幸せを手にいれて帰る。帰ってくる』

んで、現在に至る。あのあとボクは、正式にギルドに登録して、賞金稼ぎとなった。幸せを求める旅をする傍ら、賞金首を殺して金を得る生活をしている。

ボクは、幸せを手にいれて、必ず家族の元へ帰る。ーーーー弱いアタシは、もういらない。


いつからかな。幸せを信じられなくなったのは。

【サンプルボイス】
一人称:ボク
二人称:キミ、あんた
「ボクはアンノウン。文字通り、何者でもない賞金稼ぎさ。」

「キミは殺しちゃダメなのだろう?ならボクの出る幕はないね。」

「ボクの生きる理由..?強いていうなら、死ねないから?それ以上も、以下もナイさ。」

「賞金首を殺して、殺して、殺し尽くす。それがボクの流儀さぁ♪」

「賞金首は、誰だろうと殺す...!それがアタシの、ボクの...償いだから........!」

作者:凜導碧

関係→←Fabula Pueilis 【アンノウン・ブルーフェザー】



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あだむ!#まるあに!!アオイロオオカミ担当(プロフ) - 凛導碧さん» 書き始め次第仰ってくれればどこからでも飛んできますので。 (2022年3月30日 10時) (レス) id: 1fb7a3e658 (このIDを非表示/違反報告)
凛導碧(プロフ) - あだむ!#まるあに!!アオイロオオカミ担当さん» 本当にありがとうございました!精一杯書きます! (2022年3月29日 19時) (レス) id: 2784016b04 (このIDを非表示/違反報告)
あだむ!#まるあに!!アオイロオオカミ担当(プロフ) - コメント失礼します。返事が遅れ申し訳ありません。曲prのお話ですが、出して下さるならむしろ光栄です。ご参加ありがとうございました。 (2022年3月29日 18時) (レス) id: 1fb7a3e658 (このIDを非表示/違反報告)
凛導碧(プロフ) - 透花@我々だファンさん» 了解しました (2022年2月5日 15時) (レス) id: 9ee191a4ad (このIDを非表示/違反報告)
透花@我々だファン(プロフ) - コメント失礼します。鬼ゴッコ 一戦目の本編を更新して下さい。 (2022年2月5日 14時) (レス) id: 5166517003 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:凜導 碧 | 作成日時:2021年10月10日 9時

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