♪その6 ページ7
霧野先輩に会いたかった。
私は会いたかったが為に、昨日借りた本の話をしに霧野先輩のところへ行った。
朝一から霧野先輩はカッコよすぎた。
目が癒されすぎて涙が出そうになった。←
そして私はついに言ってしまったのだ。
「私、ナンパの人たちのこと困らせてますからね!////」
訳のわからない宣言をしてしまった。
まず、昨日私はナンパされた。二年生に。
ちょっと怖かったけど、霧野先輩がすぐに来てくれたから助かった。
本当に王子だな…なんて思ってると、ナンパの人が
「雪山さんがもし霧野に惚れたら困るからあっち行っててくれよ〜。」
と言ったのに対して、霧野先輩が
「そんなのあり得ないだろ?w ほら、困ってるからあっち行け!」
と言った。
すみません。迷惑かもしれませんが、もうすでに惚れてます////
それを利用して私はほとんど告白をしてしまった。
で、そう言い捨てて走って逃げてきた。
今思うと、霧野先輩、すごく「は?」みたいな顔してたな…
もう印象すごく悪くなっちゃったよね…泣
伝えたいけど伝えられない。
もうどうしよう(泣)
「雪山さんいる?」
「きゃーーーー!」
え?幻聴?
私、霧野先輩のこと考えすぎて幻聴まで聞こえるようになっちゃった…
とりあえず今これに反応すると変な人と思われる…
静かにしておこう…
「おーい、雪山さん?」
や、やばい!いくら幻聴とは言え、こんな近くに霧野先輩の声が…!
目をぎゅっと瞑っていたら、誰かが私の肩に触れた。
その誰かは、霧野先輩だった。
次は幻覚?!
「ひっ…」
驚きすぎて声が出なかった。
「え…」
目の前の霧野先輩は少し不安そうな顔になり、私の手を取って廊下へ出た。
ひょっとして本物?;
「雪山さん、さっきの言葉なんだけど…」
あぁ、幻覚であってほしい。
この話は忘れたかった。泣
「彼氏…いた?」
「へ?」
え、私さっき遠回しな告白したよね?
あまりに予想外の言葉に、間抜けな声を出してしまった。
「いませんけど…」
「そっか////」
霧野先輩は照れ出した。なんだろ…
ちょっと緊張するな;
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作者名:ちゃーりー | 作成日時:2013年11月6日 23時