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今日もあの夢を見た。今でも忘れられない,家族が
殺された悪夢のような日。
冷たい体に触れれば赤黒い血がついた。独特な匂いの
する部屋で1人叫びながら座り尽くすことしかできな
かったあの日の夢を。
「はぁはぁ またあの夢 なんで なんで …」グスン
泣いてたってどうしようもないことぐらいわかってる
それでもあの夢を見れば涙が零れてきてしまう。
「会いたいな1人にしないでよ お父さん,お母さん,
お兄ちゃん…
ごめんね私のせいで」
我慢出来ずに零れた涙と悪夢のせいでかいた汗を流す
為にシャワーを浴びようなんて考えながらリビングを
覗いた
樹】姉ちゃんおはよ 今日午後からだから飯作って〜
まぁ姉ちゃんが上手く飯作れるのか心配だけど(ノ∀,笑)
涼】樹!!そんなこと言ってたらあんたのご飯作んない
よ!!私だってちゃんとしてるんだから!〜٩(๑`^´๑)۶&
またやってる 仲のいい姉弟だな(笑)
「おはようございます。涼さん 樹さん<(_ _*)>」
涼 樹】おはよぉ〜
「シャワー浴びてきます。ご飯には間に合うように
急ぎますね」
涼】ゆっくりでいいよ〜 これから作るから
「ありがとうございます」
樹】凄い汗かいてたね いつもあんな感じ??
涼】えぇ 毎日魘されて起きてるし,起きたらすぐに
シャワー浴びてるわ,あの日の夢を見てるんだろうね
樹】そっか… まだ犯人捕まってないんだよね。
涼】早く捕まるといいんだけどね。…
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なぎさ(プロフ) - お話し読みました続きが気になりました頑張ってください (2021年10月7日 22時) (レス) @page5 id: 090abd2e63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:とと | 作成日時:2021年3月17日 22時