【七つの大罪】ゼルドリスと幽閉少女

幽閉少女１２ ページ21

父「ラヴェンダ。」

母「ラヴェンダ、そんなところで何をしているの………？」


お父様…………お母様……………


何を………って……私は、



ゼルドリスの女になって、城を勝手に抜け出して、

っ、今、国はどうなって居るんだろう



母「あなたがここに居るのは危ない………早く逃げなさい。」

どうして、みんな優しいし、城に幽閉されてるより楽しいよ……！


父「ダメだ、お前は城にいないと………。」

お父様、どうして………！


母「だって、また１０年前の事件が起きてしまう…………愛がゆえに、自分のことを忘れ、あなたは暴走を起こしてしまう______________。」



暴走……………？誰のこと………………？



父「お前のことだ、ラヴェンダ！！」




私の……………………………？


_________________________________



『ねえ、ねえ、にいさまの、まりょくはなあに？』



カ「ははっ、急にどうしたラヴェンダ？」


『とうさまのは、天(ヘブン)っていうまりょくだって。いつもてんにいのりをしていたから、
つかえるよになったっていってた。』

カ「ああ、父上は本当にすごい！天気をあやつれるからな。あれで、たくさんの国民が助かっているし、戦いにも役に立つし！！」



『それで、にいさまのは？』


カ「…………………。」


『にいさま………………？』



カ「ちっ！俺には魔力がまだないんだよ！………ほかの仲間は、みんな、あるのに………！」


『………にいさまになんか、まりょくはいらないよ。』


カ「え……？お前…『わたしがすっごくつよいおひめさまになって、にいさまをまもるから！！だから、だいじょうぶだよっ！』




カ「…………そうか、じゃあ、俺はもう一回剣でもふってこようかな。」


『わたしもいく！』

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