番外編 レクリア___________ ページ12
レクリアside
私がラヴェンダ様と始めて会ったのは、彼女が4歳の時だった
「ラヴェンダ、この方が今日から貴方のお世話をして下さる方よ。」
お世話____というよりも、正確に言えば王の秘書をしていて忙しい王妃に変わって面倒を
見ると言うことだった。
ルイアミ王家では、ある程度成長すれば、子供に面倒を見るメイドをつけるらしく
ロウズ様、カトレア様は5歳の時だったけれど、ラヴェンダ様は体が生まれつき弱くかったから
1年早めに_______ということで王妃が ‘‘何故か ’’私を選んだらしい。
レ「レクリアです。ラヴェンダ様、宜しくお願いしますね。」
王妃の後ろに隠れてじっと様子を見ていた小さな女の子に声をかける。
まだ恥ずかしいのか、さらに後ろに隠れてしまう。
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『……ラヴェンダ、です……よろしく……』
レ「良い子ですね、ふふっ。」
それから、ラヴェンダ様は他の誰よりも私に懐いてくれた
そして、気づいたら、ラヴェンダ様達の両親、国王と王妃は亡くなっていて
彼女は幽閉されていた
_______________________________
レ「ラヴェンダ様、失礼します。」
ノックをしてからポケットに入っていた鍵を取り出し、差し込んだ
ガチャリと鍵が開く音が私は嫌いだ
『……レクリア。あ、お昼ごはん?ちょっとまってね、今片付けるから……!!』
レ「は、い………?」
昼食の乗ったワゴンを押して中に入ると、そこはたくさんの本で足場がないほどだった
『ごめんね、本棚の片付けしてて……』
レ「それなら私も手伝わせていただいたのに……!!」
『良いの良いの、自分で一度整理したかったし………あ!! この本懐かしいー!!』
ラヴェンダ様が手に取ったのは古びた絵本だった
レ「あぁ、よく私がラヴェンダ様に読んでいた本ですね。」
『え、そうなの?』
レ「はい、確か、奥様がプレゼントされた本だったとか……?」
『………そっか、レクリアこの本も合わせて、ここにある本、捨てておいてくれないかな……?』
レ「………良いんですか?」
『昨夜、お兄様がこう言っていたの………私がお母様とお父様を、
殺したと_____________』
レ「!?」
『そんなこと………ないよね。私………覚えてなくて………』
レ「ラヴェンダ様…………。」
『レクリア………?」
気づくと私は戸惑う彼女を力強く抱きしめていた
レ「私が…………いつか……。」
『………………?』
私が必ず、貴方を救います______________
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中村千尋(プロフ) - 更新頑張って下さい!!とても続きが気になります (2019年4月21日 23時) (レス) id: a991a170a0 (このIDを非表示/違反報告)
ありうさ - ゼルドリスLOVEさん» ありがとうございます!!最近全然投稿できていなくてすみません……!! (2018年7月22日 18時) (レス) id: d6f0db1107 (このIDを非表示/違反報告)
ゼルドリスLOVE - いやー、続きがきになる! 楽しみにしてます! (2018年7月21日 20時) (レス) id: 58c06b0409 (このIDを非表示/違反報告)
ありうさ - 沙奈さん» アドバイスまで……!!!本当にありがとうございます!! (2018年6月23日 23時) (レス) id: d6f0db1107 (このIDを非表示/違反報告)
沙奈 - ありうささん» 私もまだ学生なのでテストとかよくあります!学生なると友情とか勉強とか恋愛とかありますよね!でもたまに息抜きした方がいいですよたまにはゆっくり趣味に走ってください。勉強ができるようになるには歌にしたり、物語にしたらいいですよ。私もよくしてるので! (2018年6月23日 17時) (レス) id: c2ed3c2b66 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:*あいりぃか* (ありうさ) | 作成日時:2018年4月19日 21時