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―――康成との出会いは、今から1年半にも遡る。
前の会社には新卒で入社して、必死で付いて行こうと頑張っていたと思う。
でも…正直記憶はあまりない。
あるとしたら、上司からの怒鳴り声、セクハラ、無茶難題な仕事。
●●さんの様に頑張れよ！と、入社3ヵ月目で、当時は入院していたベテランのお局様の仕事内容をやらされた事もある。
同僚からの嫌がらせもだ。お茶を零した、とか…些細な失敗でさえも、大袈裟にして噂を広められた。
眠れなくて、感情がコントロール出来なくて
次第に「私が悪い」と思い込んで状況を納得させて
頭にこびりつくのは、怖くて堪らない日々をどう乗り越えるか
出来の悪い私が、ようやく入社出来たんだ。
大学卒業ギリギリで、両親からも「やっとか」と溜息を吐かれて
誰も、私を心配なんてしていないから
ボロボロになろうと何されようと、誰も何も思わないから
だから
ある日、私は電車を降り、階段へ向かう。
終電に間に合った。何ヵ月ぶりだろう。
でも
頭が痛い
眩暈がする
何だろう
苦しいな
あれ
階段を降りようと一歩二歩踏み出して、違和感を覚える。
身体が
傾いて
あぁ
おちる
「……危ないっ…！」
落下しかけた体が、ふわりと浮き上がる様な感覚。
…上手く、聞き取れない。
でも
私の顔を心配そうに、必死に叫んで
それが、私と康成の出会いだった。
……
気付けば、私は病室のベッドで点滴に打たれて眠っていた。
隣には…あの彼がいた。
「大丈夫…？」
そう言って彼は、私の手を優しく握ってくれる。
その後、私は過労によって階段から落ちかけた事
それを助けたのが康成だという事
康成が吉本で芸人として活動しているという事を知る。
……一週間眠り続け、その間1人の上司が怒鳴り込んで「仕事しろ！」と暴れて警察に連れて行かれるという騒動が起きた事も、だ。
しかし、私の両親は1度もお見舞いに来なかった。
昔から私ではなく、優秀な兄2人を可愛がっていたのだ。
無理に期待するのは止めていたけど、寂しかった。
けど、その寂しい気持ちを
「明日も、お見舞いに来て良い？」
「え…」
「元気になったとこ見たいし…それに…もっと話したいんだ」
「…はい」
孤独を埋めてくれたのは、彼だった。
その日から、私は康成に恋愛感情を抱いた。
好きで、好きで、どうしようもなくなったのだ。
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capoeira - わわ！！リクエストを叶えてくださり、ありがとうございました✨めっちゃキュンキュンしました💕これからも繰り返し読んでいこうと思います！！ありがとうございました🙇 (11月24日 7時) (
レス) @page25 id: 7e00ae5964 (このIDを非表示/違反報告)
氷柱(プロフ) - capoeiraさん» capoeira様、リクエストが完成した事を報告させていただきます。後、物凄く長くなってしまいすみません！リクエスト通りになっているのかどうかすら危ういですが…こんなので良ければ時間空いた時で良いので閲覧して下さいませ。この度はリクエスト有難うございます！ (11月24日 4時) (レス) id: 454fdc4e71 (このIDを非表示/違反報告)
氷柱(プロフ) - かぽぽさん» 了解致しました🫡 (11月15日 18時) (レス) @page7 id: 063141ba5c (このIDを非表示/違反報告)
かぽぽ - すみません！！スマホの不具合により別アカから失礼します...！ 一般の人で大丈夫です！！ よろしくお願いいたします。 (11月15日 18時) (レス) @page6 id: 35f74bd98f (このIDを非表示/違反報告)
氷柱(プロフ) - capoeiraさん» またまた失礼します！となると、夢主は一般の方設定ということでよろしいですか？凄い変な質問してすみません！okなら、お時間かかりますが書かせていただきます！ (11月15日 18時) (レス) id: 063141ba5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：氷柱 | 作成日時：2023年8月19日 3時
