検索窓
今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:7,992 hit

楽器体験 ページ5

ドアを開けて




あ「一人目のお客さんだ!」




とわたしがいうと周りの目は当然のことながらアルのほうにいく




彼を見てあれ?この子って生徒会長の・・・とでも言いたげな顔をしている人も




カッコいいな〜、と言いたげな顔でポーッとしている子も様々だ




ア「先輩、案内ありがとうございます」ニコッ




あ「うん、いいよ。またわからないことあったら遠慮なく聞いてね」




ってあれ?これってある意味私も猫かぶり・・・?




まぁ、でも私が本性をさらけ出せるのはお兄ちゃんの




アントーニョだけだから




部員「こっち来て、サックスだよ!」




部員2「トランペットとかどう!?」




などと、部活の中でも誰がアルを自分のパートに入れるかで




凄まじい視線のバトルが始まっている




ア「順番に回ってみてもいいですか?」




部員一同「勿論!」




さて、私は音楽室でも見てくるか・・・




何人くらい仮入部の子たち来てるかな




そして行って戻ってきたら・・・・(早っ!とか言わない!)




部員3「ねぇ、あのこやばくない?」




部員4「そうだね、あれがいわゆるチートってやつか」




ん?




何がそんなにすごいんだ?




『パーーーーーーーー』




は!?




そこには、今まで見てきたどの部員よりも美しくゆがみのない音でトランペットを




ロングトーンする彼の姿があった。




あ「なにそれ・・・・反則じゃん」




無意識に零れたこの言葉はきっと誰にも聞こえていないのだろう、




そんなことを考えていたらロングトーンがいつのまにか終わっていた




それとともに、そうでなくては困る、や、私がいなかった時のことをどの部員に聞くか




などと、真っ白になっていた頭がいきなりフル回転した。




部員がチートと口をそろえて言ったということはほかの楽器もこのように完璧に近い音で




吹いていたということなのだろうか、そして次の楽器は、トランペットの次・・・




待って・・・ということは




ア「先輩、少し吹かせてもらえませんか?」




私だ、あいにく私の楽器ユーフォニアムは非常にマイナーなため毎年わざわざこの楽器を




希望してくれる後輩もいないつまり、2年生のユーフォニアムは私しかいないということだ




あ「いいよ、こっちおいで」




そして、私が希望者がいないという悲しい現実を見ないようにと手入れをしていた




ピカピカの楽器が彼の手に渡る。

楽器体験   2→←仮入部



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (18 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
12人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

京香 - すごい面白いです!ですが、///こういった記号を使うのはやめた方がよいと思います。更新楽しみに待っております! (2017年3月27日 0時) (レス) id: 3aaa89a69c (このIDを非表示/違反報告)
すす - すっごくおもしろいです!!(°∀°) これからもがんばってください!! (2017年2月23日 22時) (レス) id: cf9dcfd629 (このIDを非表示/違反報告)
モノクロアリス(プロフ) - 発想がおもしろいです!これからも頑張ってくださいね! (2016年12月14日 20時) (レス) id: 588f4773fd (このIDを非表示/違反報告)
夜空 - あああああああああありがとうございます!コメントしてくれてありがとう!春さんありがとう!愛してます! (2016年5月9日 22時) (レス) id: afc5312763 (このIDを非表示/違反報告)
- スッゴく面白いです!あなたは天才ですか?!頑張って下さい!応援してます♪(*´▽`*) (2016年4月21日 22時) (レス) id: fc17ea2149 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:夜空 | 作成日時:2016年4月11日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。