私の後輩は猫かぶりの天才 (アルフレッド)

生徒会 ページ2

先生「それでは、新生徒会の人は前に出てきてください」




この春、私は念願の生徒会に入ることができました！




先生「副会長、雨宮A！」




あ「はい！」




あ「私は、今年念願の生徒会に入ることができました、票を入れてくれた皆さん




　ありがとうございます！私はこの学校をより住みやすい学校にしていくつもりです！




　よろしくお願いします！」




ああ、この感じ！たまらない！




マイクで響く声、開放的な風、私に集まる視線




私は、このために生徒会に入った。




先生「次、会長アルフレッド・Ｆ・ジョーンズ」




え、外国人・・・？




ア「はい、アルフレッド・Ｆ・ジョーンズです。




　僕はこの素晴らしい学校に海外の長所を取り入れ皆さんにほかのどの学校よりも




　快適に、平等に過ごしていただきたいと思います、そのためにはまず




　この理想の生徒像を変えなければなりません、なぜかというと




　この生徒像は、自分が正しいと思うことをやり通すとかいてありますが




　僕が思う正しいは、人の価値観を自分の目で見てそれを理解したうえで尚正しいと




　自信をもって言える意見なので、自分の意見だけを肯定するような生徒像を理想として




　しまったら、今後この学校から出ていく生徒は世にいう我儘な人間になってしまいます」




な、何この人・・・・・




ああ、私よりも視線が集まっているではないか、この人・・・ただ者ではないな。




ルックスに、頭脳、何もかも完璧に見える・・・




ん？なにあれ？




私が彼のポケットで目にしたのはこの学校で禁止とされているスマートフォンだった。




先生「これで、新生徒会の紹介を終わります。一同起立！・・・礼！」




そしてその瞬間私は、さらに目を見開いたなぜかって？それは




礼をしているその隙間から見える彼の耳にピアスの穴が開いていたから・・・



こんなやつが生徒会長？




一見完璧に見える彼は、猫かぶりの天才だったのだ



私が本性をあばいてやる。




このときそんな風に思った私がバカだったー

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