地下都市 ページ13
まださ「うおぉぉぉぉぉッッッ!!??」
パノプ「くっ……！？」
まださは地下まで引きずり降ろされた。携帯は服に隠した。
まださは影を叩き斬り、徐々に距離を詰めていった。
まださ「ここが地下かァ！世界の心臓さんよ！」
パノプ「貴様どうして」
まださ「飲み込まれない？って？解んね。最強のSYNKでもあるからじゃね？」
パノプ「そうか、貴様は伝承の片割れか‼」
まださは巨大な地下都市で舞う。パノプを蹴り飛ばし、影をナイフで切り落とす。
パノプ「莫迦な！」
まださ「お前が俺たちを知らないだけだぜ！」
――――――
ガラクタ、シトラス、システム、きたさ、ガラテアは、その場所へとたどり着いたが、時はすでに遅かった。
ガラテアは、アメイジングを看病している。
ガラクタ「あわれなり！」
あわれなり「おぉ……道化の者かえ」
ガラクタはあわれなりを抱きしめる。
ガラクタ「貴方は能力無効化がある。しかし、まださは…」
あわれなり「そうよのぅ…。でも、あの少年は自ら頼んで影に取り込まれたのじゃ。私が干渉出来るものでもなかったわい」
きたさ「そんな……。あいつは革命軍には興味ないはずなのに」
その瞬間、「通話状態になっていた」きたさの携帯から音声が流れだす。
「今どうせそこにいるのはきたさだけじゃねぇだろう。」
きたさ「！？」
システム「SYNKを使って電話を動かしているのか…！？」
「パノプを捕えた。抵抗すれば首を削ぎ落とすと言ったら大人しくなったのでそのまんまにしてる」
音声からはパノプの「離せ」だの「やめろ」だのという声が聞こえる。
「今からお前らの前に地下に通じるゲートをコイツに作らせる。それを通って地下都市にくるんだ」
「何故これ以上地上の人間を――――ぐはぁッ……」
「テメェは、だまって、ろ！」
「ふぐ……ぅ…」
きたさ「パノプ死んじゃうよこれ」
シトラス「大丈夫だきたさ。その考えはいま満場一致してる」
ガラクタ「まださを止めよう。あいつのやり方だと死んじゃう」
その瞬間、言われた通り、ゲートが出現した。
あわれなり「いくとするかの」
システム「あぁ」
その先は巨大な地下都市。
しかし、荒廃しており、いまだに凄絶な過去をただただ、静かに物語っていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 8人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：キテレツ | 作成日時：2018年3月8日 9時
