兄弟になりました【After the Rain】

だいにじゅうはちわ。 ページ29

キヨ「すみませんこっちでーす！」

無駄にでかいキヨが手を振ると、周りの視線が一気にこちらに集まる。

救急隊「ではこちらへ！！」

半ば引きずられるようにしながら救急車の中に。

キヨ「他の奴らには連絡しとく。そっちで待ってろ！」

坂「キヨ、ありがとう！」

キヨ「焼肉か寿司奢れよ！！ってまふが起きたら言っといて！起きるかわからんけど」

キヨの一言で感動はぶち壊された。

気付いたら病院だった。

救急隊「では。こちらでお待ちください」

そら「ありがとうございます。」

うら「坂田！！！そらるさん！！！！」

セン「何があったん！？」

志「うらたん走んな！！！！」

96「A！！！！！うわあああああん」

ある「Aちゃあああん！！！！」

クプ「まふまふさああああん！！！！！」

る「仕事！？そんなもん知らない！！！」

なる「仕事しろや！！！！」

そら「……………ごめん…」

うら「…え…？」

坂「俺があんな言い方したから…」

そら「突き放したから…」

る「……………」

ﾊﾞｼｯ

坂「…ったぁ…」

うらたさんが思いっきり坂田の頬を叩いた

セン「うらたぁん！？！？」

センラは驚いて目を見開いている

うら「坂田！！！！お前は彼女の心配をしろっ！！！あいつも色々ストーカーとかが重なって精神的にヤバかったんだよ！！！昔から一緒だったのは俺だけど今一番大切なのはAだろ！？！？ちゃんと守ってあげろよ！！！！！俺よりAの心配をしろよっ！！！！！！！」

なる「坂田もさ？大切な相棒が倒れて心配だったんだと思う。でもさ？うらたんにはセンラもまーしぃもいる。天月だって…みんな信用できる人がいっぱい居るんだよ。でも、Aには？まふには？
出てった時誰も心配する人が居なかったんだよね。相手の気持ちを考えて言おうよ。」

？？「自分の妹も心配できないそらるさんなんかお兄ちゃん失格ですっ！！！！！！！」

そら「…まふ…？」

まふ「手術後すぐ起きて医者にゴキブリ並の生命力って言われました」

る「そんな医者を雇った覚えない」

うら「いいか坂田…起きたらしっかり謝れよ…」

坂「…分かった」

「ああああああああさかたああああん」

ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

？？「A！！！走んな！！！」

坂「A！！！ほんとごめんっ！！！！あんな言い方して！！！！」

「謝ってくれて良かった…いいよ…」

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