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次の日、私は昨日寝るのが遅かったため中々起きれずにいた。


すると、いきなり扉が勢いよく開いた。


「A!!!いつまで寝ているのよ!!!」


私はガミガミしているヴィル姉の方を見た。


『...ヴィル姉、朝からうるさい。』


「...そんな口の聞き方をしていいのかしら??」


私は布団を剥がされ、ヴィル姉に頬を思いっきり摘ままれた。


『...いひゃい...。』


ヴィル姉の見た目に反してこの怪力な腕...。
めちゃくちゃ痛いんですが...。


「まったく...さっさと着替えなさい。」


ヴィル姉はジト目で私の方を見てきた。解せぬ...。


「ルークが美味しい紅茶を入れてくれてるから早くしなさいよ。」


私はルークの紅茶の美味しさを知っているからダッシュで着替えた。


談話室に急いでいくと、ヴィル姉とルーク。
そして新入生らしき子がそこにいた。


ルークは私に気付くと手招きをしてくれた。


「おはようA。ご機嫌いかがかな?」


ルークはそう言いながら私に紅茶を差し出してくれた。


『...ルークの淹れる紅茶は美味しいね。』


私が紅茶を飲みながらそういうとルークは微笑んで頭を撫でてくれた。


すると、ルークの横にいた小さな男の子が私のことを凝視していた。


「あの、新入生のエペルって言います。」


新入生の子は恐る恐る私に自己紹介をしてくれた。


『...A。よろしくね。エペル。』


私はエペルの頭を優しく撫でた。彼は少し恥ずかしそうにしながらも
大人しく私に撫でられていた。


「...あ、あの。えっと...」


彼はそろそろ恥ずかしくなってきたのか頬が少し赤くなっていた。


『エペルなんだか、弟みたい...』


私がボソッと言うと、彼は聞こえていたのか。


「...A姉さん?」


エペルははにかみながらも姉さんと呼んでくれた。
かわいい。え。なにこの生き物。


『ルーク、ヴィル姉、弟ができたよ〜。』


二人に向かってそういうと一連の流れをずっと見ていた彼らは...


「あんたみたいに手のかかる子はいらないわよ。」


「そうだね、Aみたいに手がかかるのはあまり嬉しくないね。」


二人の反応を見てエペルは私に向かって


「A姉さんは一体なにをしでかしたんですか...」


私は特に思い当たる説がなかったので首をかかげた。


『...何かしたかなぁ。』


私の反応を見て二人は深い溜息をついていた。

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りー - カリムとジャミルのフェアリーガラはSRですよ (2021年12月3日 5時) (レス) @page47 id: 2de5659400 (このIDを非表示/違反報告)
しのぎ - 続きがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁないぃぃいいいいアだとぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!更新頑張ってください!! (2020年8月14日 15時) (レス) id: 0eebcb3b29 (このIDを非表示/違反報告)
シルバー・ルーク最推し - 夢主ちゃんの活躍がとってもカッコよく、ルークさんと仲良いのがめっちゃ最高です!続きが楽しみです! (2020年7月14日 23時) (レス) id: 3d20bcbc75 (このIDを非表示/違反報告)
マリア(プロフ) - 夢主ちゃん素敵!!続きが楽しみです(о´∀`о) (2020年5月10日 18時) (レス) id: 4cdcd75303 (このIDを非表示/違反報告)
月の狼 - えっやば好き (2020年5月10日 17時) (レス) id: 8520cb345b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:山はる | 作成日時:2020年5月4日 18時

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