検索窓
今日:6 hit、昨日:1 hit、合計:254,324 hit

2‐9 ページ32

――――――・・・・


皆がジャミルの言葉に驚いているときカリムは何故か彼のユニーク魔法の話をしようとしたがジャミルに口をバッとふさがれた。


『...(そういえば、彼のユニーク魔法は聞いたことがないわね。)』


私は、ジャミルにも何か秘密があると思い考えたが...また後にしようとひとまず置いといた。


「...とにかく、犯人が使ったのは相手の行動を制御できるような魔法だと思う。」


皆それを聞くと、なるほど...。と今までの謎が解けたようだった。


すると、黙っていたグリムが...


「人を操れる魔法...ハッ!!」


何かひらめいたように口を開き


「オレ様も習得すれば...そしたらデラックスメンチカツサンドも食べ放題...ん?」


狸はふと、何かを思い出し突然大声を上げた。


「オ、オレ様、そのユニーク魔法使うやつ知ってるんだゾ!!」


『......。』


皆は狸に誰なんだと詰め寄っていた。すると...


「...犯人はラギー・ブッチなんだゾ!!」


そして皆は、彼に話を聞き出そうと私のクラスまで走り去った。


『...(バレたね、ラギー。さてどう行動するのかしら。)』


私は皆のことは追わずにいた。


「...ところで、その頭の怪我はどうした?」


ジャミルとカリムが私だけ残ったことを不思議に思いつつ怪我のことを聞いてきた。


私は、今回の一連の事件に巻き込まれて怪我をしたことを伝えると2人にめちゃくちゃ心配された。


ついでにジャミルにも今後は大人しくしておけと言われる始末...。


私は行くところがあると言い、2人に別れを告げ大食堂を後にした。



――――――――・・・・


私は中庭にやってきて、上の方を見まわしているとルークが木の上にいるのを見つけ私も木の上に登った。


「皆はどうしたんだい?」


『...ラギーのところへ突撃訪問。』


ルークは「嬉しくない訪問だね。」と、案外バレるのは早かったね。と言ってきた。


『...魔法を使うときは先のことも考えないとねぇ。』


暫くルークと木の上で話をしていると...


遠くから、ラギーを追いかける1年生コンビとユウさんと狸が見え、ルークと静かに様子を見守ることにした。


「シシシッ!そんなもんスかぁ?大したことないッスねぇ。」


ラギーは馬鹿にしたような顔で皆を見ていた。


皆はヘトヘトだったが、ラギーはケロッとしていた。


「シシシッ!こんなんスラムの裏道に比べたら余裕ッスよ。」



――――――――――・・・・

2‐10→←2‐8



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (208 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
689人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

りー - カリムとジャミルのフェアリーガラはSRですよ (2021年12月3日 5時) (レス) @page47 id: 2de5659400 (このIDを非表示/違反報告)
しのぎ - 続きがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁないぃぃいいいいアだとぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!更新頑張ってください!! (2020年8月14日 15時) (レス) id: 0eebcb3b29 (このIDを非表示/違反報告)
シルバー・ルーク最推し - 夢主ちゃんの活躍がとってもカッコよく、ルークさんと仲良いのがめっちゃ最高です!続きが楽しみです! (2020年7月14日 23時) (レス) id: 3d20bcbc75 (このIDを非表示/違反報告)
マリア(プロフ) - 夢主ちゃん素敵!!続きが楽しみです(о´∀`о) (2020年5月10日 18時) (レス) id: 4cdcd75303 (このIDを非表示/違反報告)
月の狼 - えっやば好き (2020年5月10日 17時) (レス) id: 8520cb345b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:山はる | 作成日時:2020年5月4日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。