蒼色の滲み 2

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ー『今日仕事で遅くなるから、伊野ちゃん先ご飯食べてて』ー

その日はやってきた。
ーーーーーーーーーーー

「伊野ちゃん、ホントにいいの？」

「勿論。俺テクニシャンになって裕翔を幸せにしてやりたいもん」

「俺らぶっちゃけやろうとしてる事相当馬鹿だよね…」

今更何を言う。俺を買いたいとか言い出した5歳児はどこいった。
全裸で俺の家のベットに佇む平成のアイドル二人。
阿呆以外に言える言葉は無いだろう。

「で、伊野ちゃんはネコな訳でしょ？」

「そうなんだけどさ、どっちも出来るよーになりたいわけよ」

「成程ね。あっそうだ、この為に私教師有岡、こちらを用意しましたよ」

ｺﾞﾄｯ

本、「男同士の正しい性 行為」
ローション。
あと、変な形の置物みたいなやつ。バ イブとは全然違う形。

「何この変な形」

「ふっふっふ。よくぞ聞いてくれた。これはまぁ…伊野ちゃんがよく勉強してくれたら教えてやろう」

「ふむ…大ちゃんめんどくせー「うるせー！」

「まーまずはジャンケンでネコを決めよう」

じゃんけんほい。
あーあ…

「僕は、ぐーを、出しました〜」

「リアルめざ「はいはい俺がネコね」

いつもと変わらない立ち位置。俺裕翔より結構歳食ってるんだけどな…。
大ちゃんは本のページをめくる。

「はい、こっち向いて伊野ちゃん」

「なんか緊張するなぁ…」

当たり前か。大ちゃんとは友達以上ではあるもののこんな全裸でしかも行為をするなんて誰が考えるものか。
でも裕翔としっかり関係を保てる様にする為に大ちゃんが手伝ってくれるというのだ。彼は最高の友達だと思う。

「まずは…ってあっ」

「どしたの？」

「お尻…洗うんだって。浣腸するんだって。」

「…え？」

「伊野ちゃん、まさか」

「…」

「今まで何もしないでしてきてたわ…「すすすすすとっぷ！！！」

いやだって知らないよそんなの。
今までほぼ無理矢理だったんだから。抵抗なんてしても無理だったんだから。

「俺アイドルだから。。。、」

「まぁいいや、お風呂場行こう…」

成人済全裸2名。本当に何やってるんだろう。
でもちょっと楽しい。大ちゃんやっぱり面白いや。

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