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最近起こったモヤモヤな気持ち。
心に留めておこうかと思ってた事。
絶対に言っちゃいけない事。
でも、伊野ちゃんがこのまま崩れていくのはダメな事。
引き止められる言葉、俺を見てくれる言葉。そんなの数える程しか無い。
俺が言える様な大きな想いは一つだけ。
「俺、伊野ちゃんが、好きなんだ」
「…え？」
「本気だよ。伊野ちゃん。行かないで。俺の目、ちゃんと見て！！」
「なんと言おうと、俺は、裕翔のだから、そんな後出し、いくら大ちゃんでも信じれないよ」
伊野ちゃんが、本当に仲良い人にだけ見せる顔。
怒ってる顔。心の奥は誰にも見せないくらい冷たくて、泣きそう、だけど怒って魅せる。そんな顔。
もうそんな伊野ちゃんを俺、ただ可愛いな、なんて思わないよ。
どれだけその顔見てきたと思ってるの。
伊野ちゃんの腕を掴む。抵抗してるけど、そんな細っちい腕じゃ逃げられない。
ごめんね、伊野ちゃん。優しい伊野ちゃんが好きだけど、自分に嘘をつく伊野ちゃんは嫌いだよ。
いつも開放的で惑わされない自我を持った伊野ちゃんが好きだよ。
お願い。振り向いて。
俺、伊野ちゃんが、好き。
「大ちゃん………………。」
山田がギョッとしている。
おかしいよね、俺、ヤバいやつだよね、ごめんね伊野ちゃん、山田。でも、好きなんだ、ごめん、本当にごめん。
好きになっちゃったんだ。
「伊野ちゃん…おれ、おれ、、頼りないけど、、でも、好きなんだ…」
伊野ちゃんは抵抗しなくなった。
「俺の事、ちゃんと見てる？俺の何を見て、好きになった？」
伊野ちゃんの目は相変わらず怒っている。きっと軽い気持ちだと思われている。
「全部。最近の伊野ちゃん見てて、なんか、友達より、もっと、もっと仲良くしたいって思ったんだよ」
「それって、俺の体じゃなくて？」
…え？
何を言ってるの？伊野ちゃん？
そんな事、ある訳ないじゃん。確かに綺麗だった。でも、そんな、。そんなことを言うなんて思いもしなかった。
山田が俺を見る。山田は完全に察している。裕翔はきっと盗聴器で全部聞いていて、してやったりなんて思っているのかな。
「俺大ちゃんの事凄く好き。でも衝動で行動しすぎだと思う。こんな簡単な事つついてそんなになっちゃうくらいだもん。俺なんかだめだよ。でも嬉しかった、ありがとう。」
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くま(プロフ) - 伊野尾 稀徠さん» ありがとうございます！頑張ります！ (2018年3月11日 0時) (
レス) id: bc6d34d2eb (このIDを非表示/違反報告)
伊野尾 稀徠 - とても面白いですこれからも頑張ってください (2018年3月10日 21時) (レス) id: 14c2650ddd (このIDを非表示/違反報告)
くま(プロフ) - ゆうみさん» かなり長かったでしょう…笑笑ありがとうございます！ (2018年2月11日 7時) (レス) id: 7736ce47cf (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみ(プロフ) - 一気に読みました！続き楽しみにしてます！更新頑張ってください！ (2018年2月10日 10時) (レス) id: 5564a3435c (このIDを非表示/違反報告)
くま(プロフ) - 、さん» すみません(>_<;)外します。 (2018年2月6日 6時) (レス) id: 0ea2e9555b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くま | 作成日時：2018年2月6日 0時
