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「ねえ、伊野尾ちゃん」
「なに」
「やっぱりちょっと痩せたよね？」
俺のお腹をさする山田。ちょっと目が怖い。もしかして、怒ってる？
「伊野ちゃん、山田伊野ちゃんにご飯作ってあげたいんだってさ「ちょっお前バカ！」
大ちゃんがポロリと吐く。山田は顔が真っ赤。
良い年下のメンバーを持ったな。俺。
「うん、頼もうかな」
「えっ本当？？？」
「うん。だけど、お昼ご飯がいいな」
夜は裕翔が待ってるから。ちゃんと帰ってくるって、約束してるから。
「…なんで？」
山田は怪訝そうに聞く。大ちゃんはそんな山田を不思議そうに見ている。
山田は鋭い。でも俺もそんな考えてない訳じゃあないよ。
「夜ご飯作り置きしてきたの」
「えっ伊野ちゃんが作り置き？！珍し〜！！！！」
「お前嘘だろ」
「ちょ、山田何言って「嘘だろ」
大ちゃんが止めようとするが、山田は俺を更に怪訝そうに見る。
いいんだよ、それで。
俺に好意なんか抱かなくていい。俺は裕翔の、裕翔だけの物だから。
「山田どうしたんだよ…何でそんな怒ってんだよ…？」
「そうだよ山田。俺和食がいいな」
こう告げるだけで、ほら。
「メンバー何だと思ってんだよ！！！ふざけんな！！！！！」
山田が俺の服を掴む。
俺の予測通りに行動する山田。
もう少し考えて欲しかったな、なんで俺がこんな事言うか、俺が助けを求められるのは山田位強い人間じゃないと駄目なのにな。
「ふざけてないよ。ご飯は中止かな、ごめんね」
パタリ
缶コーヒーでも飲もうかな。
裕翔、これが裕翔の望んだ「俺だけを見る伊野ちゃん」だよ。
上手く出来ているかな？
まだ愛してくれるかな？
本当は愛なんて要らないけど、拒まれるのはもっと怖いから、ね。
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くま(プロフ) - 伊野尾 稀徠さん» ありがとうございます！頑張ります！ (2018年3月11日 0時) (
レス) id: bc6d34d2eb (このIDを非表示/違反報告)
伊野尾 稀徠 - とても面白いですこれからも頑張ってください (2018年3月10日 21時) (レス) id: 14c2650ddd (このIDを非表示/違反報告)
くま(プロフ) - ゆうみさん» かなり長かったでしょう…笑笑ありがとうございます！ (2018年2月11日 7時) (レス) id: 7736ce47cf (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみ(プロフ) - 一気に読みました！続き楽しみにしてます！更新頑張ってください！ (2018年2月10日 10時) (レス) id: 5564a3435c (このIDを非表示/違反報告)
くま(プロフ) - 、さん» すみません(>_<;)外します。 (2018年2月6日 6時) (レス) id: 0ea2e9555b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くま | 作成日時：2018年2月6日 0時
